46億年物語 はるかなるエデンへの評価・評判レビュー・攻略ブログ一覧
46億年物語 はるかなるエデンへのレビュー
過去の地球で進化しよう
ドラクエでおなじみのエニックス(現・スクエニ)から1992年に発売された、スーパーファミコン用横スクロールアクションRPG。
まず目につくのは、タイトルにもある「46億年」という、途方もない時間の長さでしょう。人の一生ですら高々100年前後に過ぎないのに対し、その1万倍の、そのまたさらに4600倍。これこそが他ならぬ、我々の母なる地球が、生まれてから現在に至るまでに経てきた時間なのです。この長い長い年月の中で、数え切れないほどの生物たちが、生まれては滅び、を繰り返してきました。
プレイヤーは、太古の地球に誕生した一生物となり、「進化」を繰り返すことで、姿かたちを変えながら、地球と生き物たちの壮大な歴史を突き進んでいきます。
世界観は、まさに「弱肉強食」。かつて実在した生き物から、よく分からない変な生物まで、いろんなヤツらが襲いかかってきます。
主人公はそいつらを、ちぎっては食い、ちぎっては食い…
生き残るために必死で戦いながら、祝福の地「エデン」を目指します。
システム面では、進化のバリエーションがとにかく豊富!当時では他に類を見ないほどのレベルでしょう。進化をあれこれ試すのが楽しいゲームです。
BGMを手掛けているのも、ドラクエでおなじみの、すぎやまこういち先生。不気味な曲や、ほのぼのとしたゆるい曲、熱くてかっこいい曲から切ない曲まで、多彩な音楽がエデンへの旅路を盛り上げてくれます。
キャラクターたちのグラフィックやセリフなども、コミカルでいい感じ(笑)
難易度もまあまあ控えめなので、気軽にプレイできます。
本や科学館・博物館で見た、地球史・生物史が面白かったという経験も相まって、より一層楽しめました。
ちなみに『46億年物語 -THE 進化論-』というPC98版も、この2年前に発売されており、こちらは純粋なRPGで、より硬派な雰囲気。こちらもセットでオススメです。