世界樹の迷宮 II 諸王の聖杯

とてつもない宝を秘めた古代の迷宮！これを征服した者には望むままの褒美をやろう！では行け、冒険者たちよ！ストーリーは正直、これだけです。職業を選び、キャラクターに名前をつけて、５人パーティを組んで迷宮に挑む。自キャラが喋ることはなく、イベントはナレーションベースでプレイヤーに直接話しかけてくる形。「きみたちは○○してもいいし、しなくてもいい。」世界樹の迷宮シリーズの特徴は何か？と考えれば、答えは「高難度バトル」であると思える。雑魚モンスターだと思って舐めていると必殺級の通常攻撃が飛んできて味方が１人ずつ狩られていくのが日常となるRPGはあまりない。ゲームバランスがおかしいんじゃねェのか？と思うだろうが、一部を除いてそうではない。迷宮で魔物を狩り、素材を集めて町に戻り、装備や薬品を調達し、再び迷宮に出発。言ってしまえばそれだけを繰り返すゲームなのだが、冒険の準備のために町をウロウロしたり能力やスキルをチェックするあの時間…旅行の前にバッグに詰めるものをあれこれ考えている時の楽しさにちょっと似ている。自分が冒険者になったような気分を、物言わぬパーティーメンバーと重ねることができる不思議な感覚。私たちが手に入れた宝物は古代の秘宝などではなく、かけがえのない仲間との絆…だったのかもしれませんね。(^ω^)私がこのゲームを買った単純な理由は日向悠二氏が描くキュート＆ごついキャラクターイラスト。中古ショップでたまたま遭遇しただけで、内容も知らずに買ったのです。難しいゲームだと知っていれば買わなかったかもしれません。それでも地道に、根性だけの積み重ねでクリアできました。高難度であるが一部を除いて理不尽ではない、と言えるのはそうした経験を踏まえてのものです。でも今から始めるとしたら、リメイク版の「新・世界樹の迷宮２」が洗練されていてオススメ。難易度選択もできる！

クソでかい木を登って天空の城を目指せ

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