伝説のオウガバトル

BGMがとにかく好きでした。システム的には最高のエンディングが攻略情報なしではほぼ無理なのと、それを狙うと攻略の自由度が低いのが難点かな。

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タクティクスオウガ？もちろんやった事ある！ 伝説のオウガバトル？やった事ないなぁ……っていう人が多いんじゃないでしょうか？伝説のオウガバトルこそ、タクティクスオウガ等の｢オウガバトルシリーズ｣の第1作目となっています。タクティクスオウガでおなじみの｢ランスロット｣｢ウォーレン｣｢カノープス｣達も登場するので、タクティクスオウガをやった事がある人はテンションが上がること間違いなしでしょう。ゲームの内容は、主人公含む様々な職業についたキャラクター達をチーム編成し、各マップ(ステージ)で最大10チームまで派遣し、敵に占拠されている都市を解放していき、ボスのいる拠点を制圧すればステージクリアとなり、新たなマップが解放されていくシミュレーションRPG。バトルは完全オートバトル方式で、味方と敵がそれぞれ自身のキャラの決められた行動回数だけ、攻撃や回復等の行動を行い、与えたダメージが多い方の勝利となる。 バトルの大きな特徴として、｢タロットカード｣の存在がある。タロットカードは使用すると、敵に大ダメージを与えたり味方の行動回数を増やしたりと、種類によって様々な効果があり、1回のバトルでの使用回数制限はなく、カードを所持していれば好きなだけ使える。タロットカードは非常に強力なものとなっているので、ラスボスでさえもタロットカードを駆使すれば超低レベルでもあっさり倒す事も出来る。強力過ぎるが故、タロットカードの存在がゲーム難易度を大きく下げてしまっているのが少し残念ではあるが、そこはプレイヤーがカードの使用回数制限を設ける等の縛りプレイをすれば解決出来なくはない。そしてこのゲーム最大の特徴が｢カオスフレーム｣という、いわば｢民衆支持率｣である。 このカオスフレームは値によってイベントや仲間になるキャラ、エンディングなどが変化する。 大半のRPGは｢レベルを上げて戦闘を優位に進める｣というのが常識だが、伝説のオウガバトルはこのカオスフレームによって、その常識を覆すものとなっている。 ｢力こそ正義という考えを民衆は嫌う｣……つまり、相手よりもレベルが高いキャラで敵を圧倒する｢暴君｣のような戦いは、民衆の支持率(カオスフレーム)を低下させてしまうのだ。 各キャラのステータスには｢カリスマ｣｢アライメント(正義)｣といった項目があり、自分よりレベルの低い敵を倒すとその値が低下してしまう。 カリスマやアライメントの値が低いキャラが都市を解放したりイベントに関わると、その都度カオスフレームが低下していく。 また、｢都市に滞在したまま戦闘する｣｢解放した都市から時間経過で貰える援助金を長期に渡って貰い続ける｣といった行動もカオスフレームが低下してしまう。 真のベストエンディングを見るには、｢相手よりもレベルが低いパーティーで戦闘する｣｢戦闘をなるべく長引かせない｣など、いわば｢英雄｣のような戦いを行なってカオスフレームを高水準に保つ必要がある。 このカオスフレームによって、絶妙のゲームバランスを保っているのがこの伝説のオウガバトルの最大の魅力であり難しいところ。カオスフレームを無視してレベルをどんどん上げて優越感に浸ってバッドエンディングを見るのもよし。 ベストエンディングを見るために自ら険しい道のりを歩むのもよし。 全てのキャラを仲間にするために色んなルートを模索するのもよし。 と、やりこみ要素も豊富です。 子供の頃にプレイして、その複雑なシステムに衝撃を受けた｢伝説のオウガバトル｣。是非一度プレイしてみてほしいゲームです。

RPGの常識を覆したシミュレーションRPG

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