ロベリア・カルリーニ

「壁の向こうと壁のこっち…どっちが中で…どっちが外なのかなってね。」
CV 井上喜久子さん
(メタルギアソリッド3のザ・ボスに近い雰囲気)
(ひび割れた眼鏡、首には南京錠、右手には鎖とビジュアルもよくしかも179センチの高身長!)
サクラ大戦3〜巴里は燃えているか〜
蒸気機関が発達した和洋折衷が織りなす世界観、恋愛力が戦闘力になる独自システム、舞台と部隊にもかかっており400以上のオリジナルソングに総楽曲数は900を超える、多数の劇中演目もあるサクラ大戦シリーズ。
そのナンバリングタイトル3作目。
主人公、大神一郎(あらゆる女の子といい感じになるのに憎めないが、風呂場やシャワー室に人の気配を感じると体が勝手に…!向かってしまう特異体質を持つ正義の権化)は2度の帝都東京の平和を守った功績から、予想される怪異の魔の手から平和を守るために、平時は劇場テアトル・シャノワール、緊急時には巴里華撃団として巴里(パリ)へ派遣される。
※プレイハードがドリームキャスト、PS2のため今からプレイするにはハードルが高いので核心に迫るエピソード(ネタバレ)を含みます。
エピソード
時は1926年(太正15年)

巴里でギャンブル、イカサマ、窃盗、詐欺、強盗、爆破など殺人以外の犯罪を繰り返し、懲役1000年を越える大悪党であったが、霊力を炎に変えて操る能力を買われて巴里華撃団にスカウトされる。

その際、懲役を減らす代わりに巴里の平和のために働く事、活躍すればボーナスが支払われる事、しかし命令に背けば即死刑台送りになる事を巴里華撃団支配人のグランマと取引し巴里華撃団に入隊する。
頭の回転が早くギャンブルはじめ駆け引きにも強くお酒が大好き。
カマをかけたり演技もお手のもの、長年生きてきた裏社会での処世術であろう。
大神のことは「アンタ」または「隊長」と呼び酒に付き合わせたりイカサマの道具に使ったりかなり振り回している模様。
(何度か財布もスられている)

同隊、子犬のように懐き、タコのように絡みつくド天然シスターのエリカ・フォンティーヌにめっぽう弱く(嫌いではないのだが…)
清く正しく民を守る意識の高い北欧貴族の同隊グリシーヌ・ブルーメールとはたびたび、秩序を調和を重んじ大神不在の帝都花組をまとめるマリア・タチバナが訪れた時には彼女らなどとも衝突する場面もあった。
サクラ大戦シリーズでは珍しい女性らしさを押し出しているキャラであり女としての自分自身も武器にしているため
シャワーイベントで体を見られても好感度が下がらない唯一のキャラなのである。
(見ないで出ようとしたり、ジロジロ見すぎると好感度が下がってしまうが)

夜のシャノワールではサフィールの名前でステージに上がり、妖艶な踊りを魅せてくれる。
昼間はロベリアを追うエビヤン警部も、夜のシャノワールのステージに立つサフィールの大ファンなのである。(気づけよ!)

(光武Fロベリア機、鉤爪が禍々しい)
巴里事件に対応するうちに大神をはじめ各隊員とも信頼を築き、互いに背中を預けられるような中になっていく。
終盤では打算ではなく仲間のために、大人の女としての思慮深さと彼女本来の優しさが見え隠れすることも多くなる。
(ロベリアの優しさ、元来悪人などではない事はエリカや大神には最初から見抜かれていた)

(はじめて正面からぶつかってきた大神は大切に思っている。)
事件収束後は巴里華撃団での活躍や実績が認められ減刑もされており、
わずか2年だけ残った刑期も特別恩赦でチャラにできる事に。
…なったはずなのだが大神と釣り合うためか、罪滅ぼしか
キレイな体になりたいとの思いで、自首する旨の通報をして自ら収監された(サクラ大戦3ロベリアエンディング)
そして大神は帝都に戻る事に…
ロベリアからの手紙を渡された大神、汽車の中で読む事になるのだが、宛名は
「愛すべき相棒へ」
その後
続編、セガハードとしては最後のサクラ大戦シリーズ、
サクラ大戦4〜花咲く乙女〜 では3度目の帝都の危機に巴里花組全員が応援に駆けつけ、事件にも対応しつつ日常パートではかつて衝突したマリア達とも正々堂々と実力でビリヤードに興じる姿も見られた。
彼女達の応援もあり、やがて帝都最大の事件が収束したその後のエピソード。
わずかに残った刑期を終えて門をくぐる。
「よ、すまなかったな。アタシのワガママ、聞いてもらってさ。
一年もほったらかしにしちゃって…」
「アンタみたいな真面目な男と一緒になるのに
キレイな体になっておきたいじゃないか。だから…ね。」
「アタシの事を…しっかりと捕まえておきな。」
右手の鎖を男の首にかける
「もう二度と逃げられないようにね…」
さらに
新サクラ大戦ではサクラ大戦4、サクラ大戦Vのさらに後の出来事に触れられ、降魔大戦なる戦闘が勃発していた事が判明。
帝都、巴里、紐育、すべての華撃団と降魔の戦闘が今なお続いており、
隊員は”幻都”に幽閉されている。
(続編が待たれる)
【企画の説明ページ】










