日本三大RPGの一つ、『ドラクエ』はもはや語るまでもない名作である。中でも一際人気の高いナンバリング『ドラゴンクエスト5』について語ろう。ドラクエ5とは人生であるこちらも有名な話であるが『ドラクエ5』というゲームは主人公の少年時代～青年時代を

日本三大RPGの一つ、『ドラクエ』はもはや語るまでもない名作である。中でも一際人気の高いナンバリング『ドラゴンクエスト5』について語ろう。

こちらも有名な話であるが『ドラクエ5』というゲームは主人公の少年時代～青年時代を描き、親子3代にわたる人生が描かれる大河ドラマと言っても過言ではない。1つのゲームでひとりの人生をここまで描ききった作品はドラクエシリーズでは唯一無二である。

幼馴染み「ビアンカ」という存在

このゲーム、主人公にはかわいい幼馴染みの女の子がいる。その名は「ビアンカ」。初めて出会った頃は、彼女は絵にかいたようなお転婆娘だった。自分より少し年上だからって、お姉さん風を吹かせる所も生意気だったけど、レムール城というホラー要素満載な場所を探検したときは年相応にビビり散らかしてたのは可愛かった。ある時、村の悪ガキにいじめられてたキラーパンサーの子供を助けた時もあった。ビアンカ…悪ガキにも立ち向かえるの頼もしいな…。キラーパンサーの子供を助けた際、名前を決めた。

という素敵な名前をつけるあたりネーミングセンスは抜群だと思う。

ホロンゴ？ゲレゲレ？wそんな変な名前つけるやつはおらんやろw

父親の都合でまた旅に出ることになったので、彼女とは疎遠になってしまう。少し寂しい…。

しかし、この後、紆余曲折を経て大人になった彼女と

ビアンカとの再会、そして結婚

彼女との再会は、父パパスの果たせなかった目的である「勇者」捜索の旅に出ている最中のことだった。ルドマンという大富豪が勇者の装備である「天空の盾」を持っていたからそれ目当てでルドマンの娘の結婚式に使う指輪をとってこいというミッション遂行中のときである。

大人になったビアンカはとても美しく綺麗だった。性格も年相応に落ち着き、幼い頃のお転婆さは微塵も感じられない。そんな彼女を見て、俺は心臓の高鳴りを感じていた。ついでに

もとても喜んでいた。嬉しくてはしゃぐのはわかるが、そんなデカイ体でビアンカにひっつくなプックルよwそこを代われ。

水のリングを入手するためのダンジョン探索にビアンカは付いてきてくれた。幼き頃のレヌール城探検のときを思い出し、懐かしくも楽しいダンジョン探索となった。

ルドマンに指輪を渡したら何か気に入られたらしく娘と結婚しないかと言われた。

会って間もない何も知らない女

と結婚なんかするわけない。フローラさんって名前らしい。それだけ。

じゃあ、ビアンカさんと結婚式あげろと言われた。ちょちょちょこのオヤジwwやめろwww突然すぎだろ、ビアンカ困ってるじゃ……あれ、もしかして、満更でもない？え？ま？まって心の準備ができてないよルドマン。。

そんな俺を見かねてルドマンは一夜考える時間をくれた。常識的に考えて短すぎだろ結婚だぞ2～3日くれよ…

眠れなくて夜風に当たりに外に出たら、ちょうどビアンカもいた。ビアンカも眠れないらしい、そりゃそうだ。その場で俺達は昔話など他愛もない話をして楽しい一時を過ごした。そんな折、ビアンカは「悩む必要なんてない、フローラさんを選んだほうが良いに決まってる、私は一人でも大丈夫だから心配するな。」と言い、ルドマンが用意した別荘へ戻っていった。

ビアンカは明るい表情で言っていたが、振り返り際、一瞬寂しそうな表情と一筋の涙が落ちたのを俺は見逃さなかった。長く離れていたとはいえ幼馴染みだからな、微細な表情の変化くらい気付く。こんなときでもビアンカは自分より他人を思いやっていた。小さいときは自分の気持ちを素直に言ってたのに。大人になったらそれができなくなってしまったのだろうか。お互い不器用な大人になっちゃったな。

俺の心は決まった、いや、決まっていた。そもそも悩む必要さえなかったのだ。揺るぎない決意で俺は明日に備え帰路についた。

俺は今、世界を脅かす最大の敵、大魔王がいる部屋の前にいる。あれから世界中を旅して出来た頼もしい仲間や仲間モンスターも一緒だ。旅の途中で息子と娘が出来たのだが、これがすごく頼もしい子供達で、なんとあの伝説の勇者だった。父と長年探していた勇者がまさか俺の息子だなんて、そりゃ探しても見つからんわ！なんて父パパスも笑ってくれるだろう。天国から見ていてくれよな父さん。

さあ！行こうよ！と金髪のツンツン頭の息子が号令をかけた。それに続く仲間達。小さいのにさすが勇者、親以上の頼もしさを感じる。これはもう世代交代だな、とボヤいたところ、何いってんの！と嫁からお尻を強く叩かれた。結婚して母親になってからもいっそう頼もしいな君は。

負ける気がしない。頼もしい息子と娘、仲間達。そして、何より俺の隣には、時にお転婆で、健気で、芯の強さも持ち合わせながら、どこか不器用で、太陽のように明るい黄金色の髪の君が隣にいるから。

ビアンカとの結婚は運命であり宿命であり人生

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