日本が誇るRPG『ファイナルファンタジー』、その中でも『ファイナルファンタジー15』に関しては評価が賛否両論（否が多数）のナンバリング作品となっています。なぜこの作品は「ひどい」「クソゲー」と言われるようになってしまったのか、ではどうすればよかったのかを個人的に考えてみました。

1：関連作品を見たかどうかによってストーリーへの没入感・キャラへの愛着が人によって差異を生じさせてしまう

『FF15』ですが、キャラの背景を深く知りたい場合、実は関連作品を見ないと完全にはわからない、というものになっています。

上記2つは『FF15』発売前に展開されたメディアミックス作品です。キングスグレイブは王直属の部隊「王の剣」の「ニックス」を中心に物語が繰り広げられ、また、「ノクティス」の父「レギス」の息子への思い、心情等が語られる。

ブラザーフッドはノクティス、プロンプト、イグニス、グラディオラス、本編のメインキャラクター達の若い頃、ノクトとの馴れ初めが語られる作品である。

特にキングスグレイブは本編に入るべき内容

主に王「レギス」の息子に対する思い、レギスに恩義を感じる忠義の王の剣隊員「ニックス」、そして本編では伝聞でしか知られない、ルシスとニフルハイム帝国との争いを見ることが出来る。

詳細な内容はネタバレになってしまうので細かく書くことはしないが、この映画を見ることでFF15のストーリー開始直後の「どういった経緯があって調印式から首都陥落となってしまったのか」の全容を知ることができる。

また、レギス王の息子ノクティスへの思いや、ニックスの未来の王たるノクティスにかける思いを知ることが出来る。

全編CG映画でとんでもないクォリティの映像作品で映像作品としては評価が高いのだが、如何せん内容が内容だけに本編に入れるべきものだったと言わざるを得ない。

『FF15』の冒頭のノクティス一行がレギス王に見送られるシーンなんかも、映像作品を見たかどうかによって感じ方がまるで違ってくるほど。

そんなこともあって、後年発売された

ロイヤルエディションにはそのままキングスグレイブのブルーレイがついてきた

本編発売時に『FF15』単体しか購入してない人はそもそも映像作品を見たかどうかで、キャラへの理解・ストーリーへの理解に差が出てしまい、評価が悪い方へ向かってしまうのは致し方ない事象だったのかもしれない

2：男性のみのパーティだとバランスが悪い…しかし

『FF』というナンバリング作品は基本、男性と女性のキャラがバランス良くパーティメンバー入りしています。しかし、『FF15』は男性4人で女っ気が一切ないむさ苦しいものでした。たしかに女性を入れた方が華やかさが増し、ロマンスも生まれたのかもしれません。

女性はいることにはいます。しかし、ルナフレーナという主人公の許嫁がいるのですが、重要な役割ではあるものの、主人公と対面する機会がほとんどありません。さらに敵国の傭兵であるアラネアさんという美しい竜騎士もいますが、こちらもそもそもメインパーティメンバーではないので以下略。

男性目線では確かに女性がいた方がいいのかもしれません。ただ、男4人である故に余計な気遣いとかそういうのなしの親友同士のおちゃらけ、絡みを見ていると、現実世界で仲の良い男友達と旅行している時の楽しさなどを体験してるかのような気持ちにさせてくれるので、こういった試みもありなのではないかと筆者は思います。キャンプとかのシーンも結構好きですし、プロンプトがちょいちょいとってる写真もいい感じでした。

ホストばっかり！！と揶揄されることが多いですがそもそも『FF』はイケメンの割合の方が多いので『FF15』に限ったことではないと思います。

しかし、やはり「この男4人」でないと、最後のイベントシーンの情緒は生まれないと思っているので、個人的には『FF15』は「男のみ」で良かったと思っています。

3：肝心の知りたい所がDLCのために本編で説明されない

『FF15』本編ですが、上述したように映像作品でないと知ることができない場面がありました。

さらに、DLCを買わないと知ることができない場面も多数あります。しかもやればわかりますが、本当に「なぜ本編に入れなかった」という内容ばかりでどうしても納得できなかったです。開発が延期しまくって開発費をどうにかして回収したかったとか大人の事情があるのかもしれませんが…。

DLCの一つエピソードアーデンに関しては、これはDLCで良かったと思います。本編に登場する敵である帝国宰相アーデンの正体や思想心情が見れますし個人的に高評価なDLCです。

しかし、他3つのエピソードDLC、グラディオ、プロンプト、イグニスに関しては「なーーーーーーーんで本編でやらんかった？？？」感がすごいです。ゲーム本編でこの3人は紆余曲折を経て途中離脱したりするのですが、その時に何をしていたのかがDLCで語られます。操作するキャラクターがノクティスではなくなり、グラディオ、プロンプト、イグニス特有の操作アクションとなり、ちゃんとそれ1つの作品として完結するといえばする、のかもしれません。

ただし、特にエピソード・イグニスに関しては

まーーーーーーーーーーじで本編でやれよ！！！！

と声を大にして言いたい！！なぜ、イグニスがああなってしまったのか、本編プレイ時に唐突にああなってしまったのでプレイヤーは完全に置いてけぼりを喰らいます。それが知りたかったらDLC買ってね！はさすがにそれはちょっと…本編で描かれるべきでは？？？しかも、イグニスの心情、並々ならぬ決意と覚悟、未来の王ノクティスに対する思いが描かれて、より深いキャラへの理解と愛着が絶対に湧くイベントだっただけに、DLCを買わないと見れないのは惜しい。あまりに惜しい。DLCを買ったやつしか知らんとかもうこれは悲しいです。まあちょっとif的展開があったから、本編に入れづらかったのかもしれませんが…

DLCをすべて買うことで、『FF15』という作品の理解がさらに深まりますが、やっぱり本編だけで完結してほしい、という思いもあります。ゲームに留まらず色々展開して相乗効果を狙って作品を盛り上げるのもわかりますが、メイン客層は「ゲーム本編をプレイする人」なはずだと思うんです。そこを蔑ろにしてしないでほしいです。開発の方も苦しんでるかと思いますが、何卒…エピソードイグニスのようなものは…！

4：実装を予定されてたエピソードDLCが中止になった

最後もDLCに付随する話ですが、「エピソードアラネア」「エピソードルナフレーナ」「エピソードノクティス」が実装されるはずでした。しかし、おそらく大人の事情だったのか実装が中止になってしまったのです。

少しネタバレになってしまいますが、本編はわりと悲しい感じの結末だったのですが、エピソードノクティスで本編の結末とは違う可能性を描かれる予定でした。これには流石にファンは期待せざるを得ません。しかし、ある日の生放送にて開発中止が宣言され、ノクティスの明るい可能性はゲームで見ることは叶わなくなりました。正直、実装予定だったものが中止になってしまうのは、あまりにも悲しい。

ただ、「小説」としてエピソードノクティスの実装はされました。それはめちゃ良かったと思います。なにせもう見れないのか…と絶望していた所にしっかり小説ではあるが見ることは出来るのですから。

しかし、やはり『FF』という作品は「ゲーム」なのです。ゲームは小説と違い「リアルタイムで動く映像・画像」「声優さんによる魂が込められた演技」「自分で操作することへの作品の没入感」などがあるため、作品の表現を視覚聴覚で感じることが出来るのです。小説という媒体では表現しきれない部分をゲームでは出来るので「開発の方がおそらく想定していた完全なエピソードノクティス」を体験することはやはりできないのは本当に悲しい。ユーザーだけでなく開発スタッフの方もやりきれない思いがあったのは生放送を見ていて感じました。次回作ではこういったことが起きないように願うばかりです。

以上が『FF15』の評価が芳しくないと言われる所以なのかなと個人的には思います。「ユーザーと開発のすれ違い」とでも言うのでしょうか、ゲーム内での不満が色々起きてしまって良くない方向へ噛み合ってしまった作品という感じです。

さらに予定されていたエピソードDLCの開発中止が『FF15』という作品に追い打ちをかけた感が否めません。小説という形でエピノクを出してくれたことには感謝しかありません。ありがとう、ありがとう。

開発期間が伸びに伸び難産だった『FF15』。ネガティブな意見ばっかりでしたが、それでも僕はこの作品が大好きです。ちなみにグラディオの執拗なノクティスへの攻めの部分も批判の対象になっていますが、そこはもうだいたい知れ渡ってると思うのであえて書きませんでした。

FF15のストーリー,評価がひどいと言われる理由

ファイナルファンタジーXV

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【FF15】のんびり探索が楽しいFF

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ファンタジーにリアリティを入れ込みすぎたのかな

中世ヨーロッパでは、あれが普通のパーティーでした。
ユグノー戦争や30年戦争、プロテスタントとキリシタンとの間で、宗教戦争が、勃発します、乳母やお手伝いさんも、暗殺者と成り、生まれのが王子であれば、殺害する事が名誉に成りました。
その、防衛作として、生まれた、王子に対して、偽のある地域では、今度のおうじは、大柄なおおし


