もはや知らない者はいないだろう、と言っても過言ではない伝説のRPG『FF7』。小学校の頃にこのゲームと出会った、というよりも兄がプレイしていたのを隣でずっと見ていた思い入れの深いゲームだ。今ではもはやポリゴンwwwなどと揶揄されることもあるが

もはや知らない者はいないだろう、と言っても過言ではない伝説のRPG『FF7』。小学校の頃にこのゲームと出会った、というよりも兄がプレイしていたのを隣でずっと見ていた思い入れの深いゲームだ。

今ではもはやポリゴンwwwなどと揶揄されることもあるが、当時はまだPS1が現役盛大だったのですげぇ映像だ！！と興奮していたのも懐かしい。

その『FF7』の中で最も自分が思い入れあるキャラクターがいる。クラウド？セフィロス？いいえ、違います。このゲームの

真のヒロインこと「エアリス」

です。ティファが真のヒロインだろ！！という外野の意見は聞きません。このゲームのヒロインは誰がなんと言おうとエアリスです。

ということでエアリスとの思い出を語っていきます。

▼▼▼▼▼▼▼▼以下ネタバレ注意です！！▼▼▼▼▼▼▼▼

エアリスに初めて会ったのは、アバランチによる爆破テロ騒動の最中だった。どう見てもモブとは思えんポリゴンで花売りの女性、それが「エアリス」だった。ミッドガルでは珍しい花が1ギルなんてクソ安い値段でそれでいいのだろうかと疑問だったが迷わず買った。

彼女とはまたどこかで会える気がする、そんな気持ちを胸にしまいこみ淡々とプレイする。このときは特別な感情みたいなものは湧いてこなかった。どちらかというと「クラウドかっけぇ！俺も凶斬りしたい」とかの感想しか出てこなかったと思う。

神羅の兵器エアマスターを撃破した直後、ミッドガル5番街で不幸にも高所から落ちてしまったクラウド。

と呼ばれる。目を開けると花売りの少女エアリスがそこにいるではないか。スラムの教会に落ちたらしい。どうやら花とか屋根がクッションになって助かったようだ（そんなバカな）。

彼女は以前ちょっとしか関わっていないのに自分のことを覚えていた。覚えてないの…？と疑うエアリス。もちろん覚えていたので「花を売っていた」と選択肢を選ぶ。

あ！うれしいな〜！あのときは花を買ってくれてありがと

……かわいい。ここで「マテリア」についての話題が出てくる。この世界で「マテリア」はもう珍しくともなんともないのだがエアリスの持っている「マテリア」はどうやら特別なもので使えないらしい。まさか、この「エアリスのマテリア」が後に伏線となるものだったなんて思うだろうか。

ここでアバランチが敵対視する組織「神羅」の特殊工作部隊タークスの「レノ」が襲撃してくる。エアリスが目的らしい。そこでエアリスは「なんでも屋のクラウド」に対してボディガードを依頼するのだが、その報酬にはなんと「

」というとんでもない内容を提示する。普段なら絶対「興味ないね」とか言うとこなのに普通にそれでOKするあたり、

やはりクラウドも年頃の男の子だった

ということだろう（相手がバレットだったら絶対拒否するはず）。この時点でクラウドも俺もエアリスという女性の魅力にとりつかれ始めていたと思う。

タークスの追ってから逃げ出したクラウド達。「ソルジャーの素質があるかも？」とか逃げてる最中に軽口を叩くエアリス。クラウドがさっさと前へ進むのに追いつくのに必死なエアリス。息を上げるエアリスの姿を見たクラウドは「ソルジャーの素質があるんじゃなかったのか？」というクラウドに対し「もう！いじわる！」と膨れるエアリス、そして二人して笑い合う。

尊い。実に尊い。この二人のやりとりを見てるだけでニヤニヤしてしまう。クラウドもエアリスもかわいいなぁ！おい！！この先死ぬまでそのやりとり続けてほしいと切に願わずにはいられない。

そしてエアリスの自宅にて幼馴染のティファについて聞かれるシーンがある。「彼女？」と聞かれた時、俺は「そんなんじゃない！」という選択肢を即押していた。なぜそんな必死に……エアリスに誤解されたくないと思ったからだろうか……。そして、エアリスは7番街まで送ると言い出した。さすがに襲われたあとで危ないし、女の力を借りるのは……というクラウドに対して

女！女の力なんて？！そういう言い方されたらだまってるわけにはいかないわね

と逆に意地でもついてくるハメになってしまった。しかし、グイグイ来る。見た目とは裏腹に積極性がティファとえらい違いだ。7番街へ行くのは翌日になりエアリス宅で泊まることになったクラウド。ベッドで寝てるときにクラウドは母の夢を見た。「お前はグイグイ引っ張るお姉さんみたいなタイプがいいかも」的な内容だ。………

もうめっちゃ意識してるよね？？

この時点ですでにクラウド、もちろん俺もエアリスの虜であることは明白だった。

エアリスは「古代種（セトラ）」という種族の生き残りであることが判明。古代種とは至上の幸福を得られるという「約束の地」を知るものであるとされ、神羅は約束の地を得たいためにエアリスを狙っていたという。エアリスの持つ使い方がわからない「マテリア」も古代種由来によるものである。

古代種は「星をめぐる生命の流れ、ライフストリーム」に干渉できるようで、現在のエアリスの母「エレノア」の夫が死んでしまったことを知れたのはこの能力のため。なお、本当のエアリスの母親である「イファルナ」は「エレノア」にまだ小さかったエアリスを託した後、死んでしまっていた。

なんとなく神秘的な雰囲気があるのは、古代種の血が流れているからというのもあるのかもしれない。

ミッドガルから脱出したクラウド一行はクラウドの故郷ニブルヘイムを壊滅させた「セフィロス」や「ジェノバ」という敵を追うこととなった。エアリスはその旅についてきてくれることになった。危ない旅になるだろうが個人的には嬉しかった。

その旅の最中、ジュノンという港町で大きい飛空艇を見て興奮していたエアリス。「いつかあれに乗れるかな？」というセリフに対し俺は迷いなく「

」の選択肢を速攻で選ぶ。喜んだエアリスを見たいから選ぶのは当然である。

「うわ〜！楽しみにしてるからね！」

「一緒に乗ろうね、飛空艇。約束、約束！」

絶対、乗せてやろうと決意した。

神羅の船に密航してたどり着いたコスタ・デル・ソルは簡単に言えばリゾート地だ。レッド13が暑さでやられているので小休止することにした。そんな時、

ティファが「およぎにいこうかな。」、続いてエアリスが「そうしよっか？」

「んん…？クラウド君いまなんか想像しちゃったかな？クールな顔が崩れていますよ〜〜」

エアリスよ、クラウドも年頃の男性なんだ。許してやってくれ。

初めて行ったゴールドソーサーで単独行動することになるのだが、ここでは好感度が一番高いキャラがクラウドについてきてくれる。

当然エアリスがついてきてくれた

。もうこれはつまりそういうことである。

ゴンガガはエアリスが昔好きだった男「ザックス」の故郷。いつからか行方不明になってしまったらしい。エアリスにそんな男がいたのか。。。ぐぎぎっぎぎ。そんな姿を見たエアリスは「あれ？どうしたの？」と聞いてくる。「やきもち…しっと…」の選択肢をすかさず選ぶ俺。

「もしかして……やきもちやいてる？ん？んん？？どうなのかな、クラウドくん？」

クラウドの故郷ことニブルヘイム。過去の話をしたとき、ティファに大怪我をさせ、炎を放って焼けた村が綺麗サッパリ何事もなくなっていた。ここからクラウドの様子がおかしくなってくる。

約束の地を求めるセフィロスにはもう一つ求めるものがあった。「黒マテリア」という最強の破壊魔法「メテオ」を呼ぶやばいマテリアである。黒マテリアがある古代種の神殿へ向かう前に一行はゴールドソーサーでしばし足止めを食らっていた。

ここは好感度が一番高いキャラクターがクラウドの部屋に来てデートするイベントだ。

当然のようにエアリスが来る。もはや予定調和。

演劇を一緒にしたり色々見て回った。非常に楽しいひとときである。最後にゴンドラに乗った。ここでエアリスがクラウドに対して言ったセリフ。

「わたし、あなたを探してる」

というセリフはクラウドの真実を見透かした鋭い一言であったのは後に知ることになる。エアリスのミステリアスさを際立たせると同時に

クラウドのことを正面からしっかり向き合っているエアリスだからこそ出た言葉

なのである。最初に会った頃は昔好きだった「ザックス」をクラウドの中に見ていた彼女。しかし、クラウドと一緒にいるうちにだんだんと「

」のことを知りたくなった彼女。当時、その言葉の真意がわからなかったクラウドと俺は、後にむせび泣くこととなる。

セフィロスとエアリスとクラウドと俺

「エアリスと俺」