ファイナルファンタジー VIII

眉間に傷とか描いてたファーのついた黒いジャケットを愛用していた過去形にされるのはごめんだったのに、それもすっかり昔の話。いまでは自分がスコールじゃないとなんとなく気づき始めている。だからFF8が賛否両論だと言われるたび、身を引き裂かれるような気持ちになる。自分が不甲斐ないばっかりにと、ライオンハートのネックレスを握りしめて空を仰ぐ。（なんでや。ムービーもかっこいいし、曲も最高やん。そりゃあレベル上げると敵が強くなって詰んだり、取り逃がすと二度と手に入らない召喚獣がいたり、おでかけチョコボで入手できるアイテムのランクがポケステのID依存だったり、ライブラでセルフィを縦回転できなかったり、ストーリーが複雑で子供には難しかったりするけど、それを補って余りある"みりき"がFF8にはあるでしょうが。怒・怒・怒だもんよ！）と、内なるスコールが暴れ出してしまうくらいには好きなゲームなんだけど、無口なファンが多いせいか身の回りに同志は見当たらなかった。それがますます孤独感を深め、自分はスコールなんだという妄想に拍車をかけた。あのころ教室にはいったい何人のスコール・レオンハートがいたことだろう。いまではもう、自分をスコールだと思うことは少なくなった。どちらかというとラグナだと思っている。FF8をやらないやつはピヨピヨグチの刑だ！悔しいかあ？悔しかったらなあ……ほら、来い！

自分のことをスコールだと思っていた

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ファイナルファンタジー VIIIの評価・評判レビュー

自分のことをスコールだと思っていた

すう