推しブロ企画用の、FGOのサーヴァント紹介記事になります。

推しブロ企画で推し鯖を語れる機会、という事で、おそらくほとんどの方が初めましてになりますが、今回サーヴァント、玉藻の前についての記事を執筆しようと思いいたりました。

玉藻ちゃん

狐耳と狐尻尾、露出度の多めの青い巫女服、桃色の髪を持つキャスタークラスのサーヴァント。マスターと認めた相手には忠節を尽くす一方で、ライバルや敵方には容赦のない毒舌を浴びせかける。

　担当声優は斎藤千和さん。FGOでは他にクロエ・フォン・アインツベルンやシュヴァリエ・デオンなどを演じていらっしゃるベテラン声優。イラストレーターはワダアルコ先生。Extra系列のサーヴァントはすべてワダさんのデザインがメインである。

　会話内容の中に平気でメタネタをぶっこんできたり、「マイリス」「コメント」などのネットスラングを平気で扱うシリアスブレイカーである一方で、周囲に天然ボケしかいないと途端に素のまじめさが出てツッコミ役にも回れるマルチロール。特に、フリーダムにしか動かない同期の相棒ネロ・クラウディウスやエリザベート・バートリーとそろうとその傾向が強い。

PSP用RPGソフト「Fate/EXTRA」にて、主人公が契約できるサーヴァントの１騎として登場。ほかに選択可能なサーヴァント、セイバーやアーチャーと比べて難易度は「ハード」と言われている。何故なら、このゲームにおいて戦闘とは1vs1の決闘であり、そんな中で筋力と耐久力に乏しい彼女を扱うのは文字通り苦難の道だから。対雑魚戦でも２手ミスをすれば黄色信号、サーヴァント戦に至っては１手の失敗が壊滅につながるどころか、育成方法を間違えれば「正解を選んだはずなのに耐えきれず死亡」なんてギャグのようなパターンすらあり得る。呂布のスキルをガードしたのにHP100%削られた知人を見た時は流石に目を疑った。

　なお、ただ弱いだけではなく実は「絡め手特化」であり、その戦術が嵌るとむしろ「相手の得意行動をさせないまま一方的に攻撃できる」可能性のあるサーヴァントでもある。全国のご主人様は頑張って戦術眼を磨こう。

　Extraの続編CCCでももちろん続投。ラスボスのBBに「シリアスシーンなんで空気読んでください（真顔）」と呆れられる一幕もあるほどのフリーダムっぷりである一方、彼女をパートナーとしたエンディングでは四畳半の部屋で主人公と仲睦まじく過ごす姿も見せた。…そのせいでタマモナインなどという厄物も出てきたが（後述）

玉藻の前のそのほかの出演は？

　Extraシリーズの後日の時間軸たるExtellaシリーズでもメインの一角として登場。ライバルのネロとご主人様の奪い合いをしたり、幼女アルテラの育児をしたり、直接行為のシーンがないだけでどうも一線超えたらしい描写があったり、人気投票をしたらメインヒロインのネロを上回ってしまいスタッフを困惑させたり、フリーダムな狐である。

　ExtraCCCのパラレルのコミカライズ「Foxtail」ではめでたくメインヒロイン化。本来の黒幕の●●●さんがそうそうに死亡した狂ったCCCの世界において、主人公と共に事態解決のために動く。実は鈴鹿御前の初出はこの漫画である（玉藻のライバル枠）

　タイプムーンのエイプリルフール企画では、ニコニコでゲーム配信をする係で登場。なんと当時一大ブームを巻き起こしていた「艦隊これくしょん-艦これ-」のプレイ動画を流す…筈だったのだが、諸事情で離席したスキにネロに乗っ取られてしまった。なお、その時にレイズとか言ってたのでFFも知っていることも判明した。（危うくネロに主力を轟沈させられるところだった。艦これに蘇生などないのである。リレイズ相当のアイテムはあるけど）

　恒常星５のキャスタークラスのサーヴァントとして実装。稼働初期の最初の大型イベント、ハロウィンで先行実装され、その後４章ロンドンの実装を経て恒常になった。B1・A3・Q１の典型的キャスター型カード配分。サポート宝具型。

　恒常であることとなかなかシナリオには顔を出さない影響でピックアップそのものは少ないが、毎年バレンタインには高確率でピックアップされるので狙ってる人は是非２月にガチャのお知らせが出たら確認してほしい。また、個人的には彼女よりは孔明の方を選ぶ事をお勧めする（汎用性の問題）が、アカウントにつき１回だけ使える特別召喚の候補でもある。

特別召喚

　シナリオに顔を出さない、と先ほど言った通り、初期に出てる割にメインでもイベントでもシナリオに絡むことは少な目。４章ロンドン終盤に顔を出すが完全に賑やかしで、あまり活躍しないまま退場になってしまった。イベントでも基本的に「なんか現地に遊びに来ていたのでちょっと手伝う」くらいの枠。まぁコイツが本気出すと色々大変なことになるのは事実なのだが…相方のネロが２章でメインを張り、ACイベントではクラス・ビーストに変じてしまうifも描かれたのを考えるとややさみしい。 　またExtraの主人公に操を立ててるようで、Extraほどのデレは見せない（もちろん、GOの主人公の事はしっかり認めて忠義は尽くしてくれるがExtra時の様に旦那様扱いはしない)

玉藻の戦術は、一部ツイッターとかで攻略を披露したり、それこそgame8さんの様に「効率の良い稼ぎ」のためのPTを披露する場には少々マッチしない、中長期戦や予期せぬトラブルが発生しそうなときの戦いで力を発揮するものである。「強力なことで有名なバーサーカーをリアル・ゲーム内のすべてのリソースを突っ込んで強化し、かつバフりまくって最小手数で、こちらがバフ切れを起こす前に敵を黙らせる」という場面では一切出番がない。その手の戦術はバスターの仕事である。

　玉藻が得意なのは、「Artsをメインで戦いながら、相手の行動を阻害しつつ味方に回復とバフをありえない速度で撒いていくことで堅実に勝利する」戦法になる。以下、スキルと宝具を見ながら解説していく。

玉藻ちゃんのスキル

　相手のチャージを減らして宝具やチャージ攻撃の発生を遅らせる。一応確率次第のスキルだが、Lv10にすると確定で遅延できる。このスキルは相手の対魔力ではじかれないので、どんな相手でも絶対に1T稼ぐことができる。強化クエストで進化すると味方に宝具威力上昇のバフをつけ、PTメンバー次第では周回メンバーに組み込んでも働けるようになった。

　玉藻のスキルの中では一番育成の必要が薄いが、それでも持っておけば生存性が飛躍的に高まる。なお、防御力アップの表記が２重になっているが、これら「使ったターンはめっちゃ固い、その後は３ターン目までちょっと高い」という感じ。使ったターンなら、アサシンやプリテンダーの宝具なら直撃しても耐えることができる程度には固い。おいお前、Extraにおけるあの紙装甲はなんだったんだと問い詰めたくなる。

　玉藻の主力。魔力放出と同じクラスのアーツ強化を任意の仲間にかけられる。強化クエストをクリアするとHP回復までついてアタッカーの生存性により寄与できる。アーツを主力とするサーヴァント…直近で実装のヤマトタケル、カード構成では相性はよくないもののArts宝具のドラコー、バーサーカーのヴラド三世などの補助に使える。

　味方全体のHPを回復(宝具レベル依存)＆味方全体のスキルのチャージタイムを１進める＆味方全体にNP配布（OCで効果アップ）

　スキルチャージを進めるスキルは、今でこそ数人持っているがあくまで１名分のスキルだけであり「自分を含む味方全体」にNPと共にばら撒くのは彼女だけである。宝具を使うとNPが溜まる為２回目以後の発動にブーストがかかる。アーツをメインとしたPTの時、玉藻は「エンジン」と言われる所以である（自力でスタートができないので誰かが火＝NPを入れてやる必要があるが、一度回りだすとバリバリ連射できる)。呪術で敵の宝具を妨害しつつ、もう一人の支援役と共にスキルを潤沢に使ってアタッカーを補佐したうえで、宝具を使ってスキルと味方の宝具連射を高速化しながらHPを回復。これが玉藻を組み込んだ時の戦い方の真骨頂になる。

FGOにおける玉藻の前と相性の良い仲間

以上、長くなってしまったが、少しでも彼女を使ってみたくなれば幸いである。あとExtraのリメイクがでたらぜひ彼女でプレイしてみてほしい。

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