そもそもハバタクカミに対策は必要?
ハバタクカミのための対策は必要ないが、知識としては知っておくべき
ハバタクカミの対策が必要かどうかというと、基本的にピンポイントで対策をしていなくても、普通に構築を組んでいれば自然と対策できているポケモンがハバタクカミだと思う。
とはいえハバタクカミは普通に早くて火力が高く、タイプに恵まれた特殊アタッカーなので、シンプルに強い。
とはいえ、弱点をつけない相手に対してワンパンできるような火力を持ち合わせているわけでは無く、むしろ相手の等倍物理攻撃を耐えられない程度の耐久なので、ハバタクカミと対面しても勝てるポケモンは結構多い。
それでもやはりハバタクカミについての知識が足りずにイージーウィンを勝ち取られるとしんどいので、簡単な知識だけつけておこう。
ハバタクカミの対策に必要な基本情報
基本情報
タイプ
ゴースト / フェアリー
種族値
HP55/攻撃55/防御55/特攻135/特防135/素早135
弱点と耐性
倍率 | タイプ |
---|---|
ばつぐん(4倍) | - |
ばつぐん(2倍) | ゴースト:はがね |
いまひとつ(1/2倍) | - |
いまひとつ(1/4倍) | むし |
無効(0) | ノーマル:かくとう:ドラゴン |
よく覚えている技
シャドーボール
ムーンフォース
マジカルフレイム
サイコショック
パワージェム
10万ボルト
エナジーボール
ちょうはつ
おきみやげ
でんじは
強い点と弱い点
強い点
C135/S135から繰り出される高火力特殊技
ノーマル/ドラゴン/格闘の3タイプ無効(しんそく/マッパ無効)
一致弱点ですら耐えうる特殊耐久
電磁波、挑発、おきみやげなどの補助機能
弱い点
ガブリアスの「じしん」程度の火力で確1を取られる物理耐久
警戒すべきアイテム
きあいのたすき
ブーストエナジー
こだわりメガネ
とつげきチョッキ
いのちのたま
これらがざっくり警戒すべきアイテム。どのアイテムを持つ可能性が高いかはハバタクカミの対策をする上で考えるべき重要なポイント。
ハバタクカミの対策
上記の強い点、弱い点を加味した上で、ハバタクカミの対策は
特殊受けで流す
高火力の先制技で倒す
電磁波ですばやさを下げる
となる。これが叶うとはいえ、ハバタクカミピンポイントの対策だけしてもパーティ単位で穴が空いては意味がないので、その他の環境ポケモンの相手をしながら動かせるポケモンを考えてみよう。
対面ではハバタクカミ相手に2回以上行動して倒せる状態を有利としてみると、対策としてわかりやすい。
ハバタクカミの対策となる特殊受け
まずは、ハバタクカミの攻撃を受けつつ、テラスタルを切らずに状態異常をばら撒いたり、流すことが可能なポケモンを紹介。
ポケモン名 | メガネ | 解説 |
---|---|---|
ドドゲザン (チョッキ) | × |
|
ウルガモス | × |
|
ハピナス | ◯ |
|
ドオー | × |
|
テツノワダチ | × |
|
基本的にメガネの攻撃を受ける場合はテラスタルを切らずに対処するのは困難で、単純な数値受けをしようとすると挑発が飛んでくる上にダメージレースで敗北する。
なので受け出しからの対処はおすすめしないが、上記のポケモンはハバタクカミの型によっては対処可能なポケモンと考えて良いでしょう。
ハバタクカミの対策となる高火力の先制技
それでは、先制技を用いて無振りのハバタクカミを縛れるポケモンを紹介。これらのポケモンに対面で突っ張ってくるハバタクカミは基本的に「きあいのたすき」を持っているか、耐久に振っている。
ポケモン名 | 解説 |
---|---|
ミミッキュ |
|
ソウブレイズ |
|
ハッサム |
|
マリルリ |
|
ドドゲザン |
|
相手のハバタクカミが襷を持っていても上記のポケモンであれば対面で負けないので、対策と言える。 それぞれ基本的には一発受けてから返し+先制技で戦う想定でも問題ない。なので、襷を持った先制技持ちは大体対面で勝てる。
裏にいるヘイラッシャやクッションカイリューを一緒に想定するとドドゲザンをフェアリーテラスにすると良い。
ハバタクカミの対策となるS操作が可能なポケモン
それでは、「でんじは」などのS操作技でハバタクカミを対策できるポケモンを紹介しよう。まひ&タスキが潰れた状態のハバタクカミはもはやクッションとして使うくらいにしか役立たない。
麻痺が入ったハバタクカミを抜けるSの実数値は103なので、麻痺でハバタクカミを対策したい人はこの数値を目安にポケモンのSを調整すると良い。
対策ポケモン | 解説 |
---|---|
カイリュー |
|
炎ロトム(オボン) |
|
デカヌチャン |
|
中速以上ででんじはを入れられるポケモンなら大体は対面の対策になると考えて良いでしょう。
ハバタクカミの対策となる並び
上記の解説の通り、ハバタクカミ単品を対面で倒すのは容易なわけですが、交代や受け出しを想定するとセットになるポケモンを抑えられる並びが必要なわけですね。
重要なのは不利対面を先発出しで作らないことです。
ハバタクカミと一緒にパーティ採用されているポケモンで先発率の高いポケモンは
セグレイブ
テツノドクガ
カイリュー
トドロクツキ
テツノブジン
サーフゴー
あたりです。これらに先発で出し負けないポケモンをシンプルに考えてみると、
フェアリーテラス持ちチョッキドドゲザン
HBオボン水ロトム
フェアリーテラスガブリアス
あたりが想定できるかなと思います。多い並びとして
ハバタクカミ/サーフゴー/カイリュー
ハバタクカミ/ヘイラッシャ/カイリュー
などがあります。これはどういうことかというと、
ハバタクカミの対策としてドドゲザンが使われがちだ
ドドゲザンとハバタクカミが対面した時の引先として「ゴツメカイリュー」か「ヘイラッシャ」を用意してドドゲザンを流そう
という並びを相手が組みがちなわけです。
なので、パーティ単位で対策をするのであれば、ハバタクカミとゴツメカイリューやヘイラッシャの並びに対して強気のサイクルを回せることが条件になります。これらを満たすのであれば
チョッキHA↑ ドゲザン/けたぐり/ふいうち/テラバーストのドドゲザンでハバタクカミ -> カイリューをケアしつつ
こだわりアイテム持ち水ロトムでヘイラッシャに負担をかけながら
カイリューやウルガモスなどの積みエースで〆る
こんな感じでハバタクカミの対策が考えられます。ドドゲ/水ロトム/ガモスの並びであれば
ハバタクカミ -> ウルガモス にシャドーボールが飛んでくるので、ドドゲザンの受けが成立しやすく、ドドゲザンとカイリューが対面した時にテラバーストを打ってサーフゴーに引かれても裏のウルガモスがキャッチする(ウルガモスをこちらが採用している場合は相手サーフゴーの選出率が極端に下がりますが)。
こんな感じで、ハバタクカミを重く見るのであれば、
ドドゲザン/水ロトム/ウルガモス
の並びはおすすめできます。