学園アイドルマスター

アイドル養成学校「初星学園」のプロデューサー科の生徒となり、アイドル科の生徒をプロデュースしトップアイドルへと導く本作。良いところはたくさんあるが、何よりもまず「動作が軽快でストレスをほとんど感じない、スマホゲームとしての完成度の高さ」が挙げられる。ボタンを押すと素早く反応する、アイコンを押すとすぐに説明が出る、いつでも同じようにメニューにアクセスできるなど、「あれをしたい、これを見たい」が滞りなくできることは基本ではあるが重要であり、本作はそれを充分に満たしている。ゲームの内容自体も非常に好感触で、筆者はスマホゲームのイベントコミュなどが長くてつまらないと早々に読む気をなくしてしまうのであるが、本作は伏見つかさ氏を筆頭とした有名作家を起用しており、短くかつ面白い（感動できる）ものになっている。各アイドルが抱える悩みや問題をプロデュースによって解決へと導くことと、アイドルとして成長することが見事にリンクしていて、自分が見出したアイドルが徐々に実力をつけ、大舞台で素晴らしいライブを披露した時は本当にやばいくらい泣ける。アイドル1人に約6万ポリゴン（ウマ娘の3倍程度）かけたグラフィックも、Gigaやナユタン星人といった有名コンポーザーを起用した楽曲も素晴らしく、当レビューの執筆時点で「要望」は多数あれど「不満」はあまりなく、正直なところゲーム方面が疎かになり気味であった最近のアイマス界ではびっくりするくらい良いものが出てきたなと舌を巻いた。スマホゲームゆえ継続的なプレイを要求するものではあるが、本当に出来はいいので触れてみて欲しいゲーム。

学園アイドルマスターの評価・評判レビュー

軽快なUIとコミュでさくさく遊べるアイマス新作

ねこらうす