うたわれるものロストフラグ(以下ロスフラ)というゲームは、基本的に初見お断りのゲームだ。FGOなんかは原作をやっていなくても楽しめるゲームだったが、ロスフラは原作を読んでいないと中々楽しめないゲームだと思う。しかしその分原作ファンに対するサー

うたわれるものロストフラグ(以下ロスフラ)というゲームは、基本的に初見お断りのゲームだ。FGOなんかは原作をやっていなくても楽しめるゲームだったが、ロスフラは原作を読んでいないと中々楽しめないゲームだと思う。

しかしその分原作ファンに対するサービスが多く、原作のキャラクターの過去や未来、IF設定などを楽しむことができる。

そんなロスフラにおいて周年イベントは、原作の特に主要なキャラクターが実装されるタイミングであり、この時のために石を取っておくプレイヤーも多い。

1周年イベントでは『うたわれるもの 偽りの仮面』の主人公"ハク"

1.5周年イベントでは『うたわれるもの 散りゆくものへの子守唄』から過去の"トゥスクル"

そして2周年イベントでは、その内容から『うたわれるもの 散りゆくものへの子守唄』の主人公"ハクオロ"の実装がほぼ確定していた。

そんな中、ハクオロを引くために石を貯めていたプレイヤーの前にまず2周年イベントとしてガチャに登場したのが"ジュウニ"である。

いや、わざわざ2周年イベントで出してくるんだからきっと何かそそられる設定の持ち主に違いない…。

そんなどうでもいいことある？？？

ニウェに子供がたくさんいたとか言う描写あったけ？あったとして12番目の子供だからいったいなんなの？上の11人誰も知らないけど？ていうかニウェの子供って設定何もワクワクしなくない？

そんな風に、「ああ、これなら安心してハクオロ実装まで石を貯めれるな」と思っていた。

2周年イベントストーリー「想いの爪痕」を読むまでは。

主人公のアクタが飛ばされたのは『うたわれるもの 散りゆくものへの子守唄』におけるトゥスクルとシケリペチムの戦の真っ只中。ニウェの娘でありながら、民の未来のためにニウェを討つことを決意するジュウニと、うたわれないものとしての戦いに挑む。

まずこの、一度戦争の表側の戦いを描いた後に記録には残らない裏側の戦いがあったという、『戦場のヴァルキュリア3』のような展開が熱い。

前作が後の世に歴史として伝わっていることなのだとしたら、本当に名誉とかそういうものは得られなかったのだなあとわかってしまうのがとてもいい。

うたわれるものシリーズではこんな、自己犠牲の覚悟を決めてるキャラがたくさんいる。しかしそれに対して、ロスフラ主人公のアクタくんは「頑張った人間は頑張った分だけ報われるべき」というスタンスで接する。

なので、絶対に報われることのない戦いをしているジュウニと相性がとても良い。アクタのメインヒロインはこの2周年イベントで急に現れたキャラなのではないかと思ってしまうほどに。

結果として何が起きたのかと言うと、ジュウニを引くためにたくさん石を使ったので、ハクオロを引くためにたくさんお金を使うことになったと言う話。

【ロスフラ】2周年イベントで急に現れたジュウニとかいうメインヒロイン