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荒野と口笛のRPGの第2作目、2作目と言っても前作から名前や敵が流用されていたりゆるく繋がっているだけなので、こちらから先に入っても十分楽しむ事ができる。このゲームを語る上でまず外せないのがストーリー、シナリオについてだ。詳細は楽しむ妨げになる為語れないが、悲喜こもごものイベントの数々がプレイヤーをどんどん引き込んでいく。出会いと別れ！熱い展開！ケレン味あふれる演出！外してきたと思わせての王道展開ッ！？そんな！お前はまさか…！物語開始時に三人の主人公のプロローグ的なエピソードを体験するのだが、そこもまた三者三様のテイストを楽しむ事が出来、三人のキャラを知る過程で世界観等を少しずつ掴んでいけるだろう。この作品はとにかくキャラが濃い、味方の名前ありキャラはもちろん、立ちはだかるライバル、謎のコメディリリーフなど魅力もりもりのキャラクターが目白押しッ！さらに町の人にだってキャラが立っていたりする。きっとお気に入りのキャラクターが見つけられるはずだ。バトルシステムはターン制のスタンダードなものながら、キャラクターごとに使える特殊能力が違ったりレベルアップで得られるポイントを割り振るスキルなどもあるので、自分なりのベストなパーティや戦い方を考えるのも楽しい。やり込み要素も多く、普通に挑んではまず返り討ち間違いなしの隠しボスや、物語上必須ではないが見つけると嬉しくなる隠しダンジョンなど冒険を多彩に彩ってくれる。古いゲームなのでグラフィック面は流石に今の大作と比べるものではないが、キャラクターのドット絵はよく動くし、戦闘シーンの3Dキャラもかわいい。音楽や演出にも力が入っており、ロードすると毎回TVアニメのようにオープニングが流れ、セーブして終了すると中断エンディングが流れる。その際の歌とアニメーションは出色の出来なので一見の価値あり。現在はプレイステーションクラシックスとして単体で配信もされているので遊びやすくなっている。FFやドラクエ、テイルズなどの名作RPGシリーズと比しても勝るとも劣らない輝きをもったシリーズなので、ぜひ一度遊んでみてほしいッ！

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