madoru2004

この作品が出るまで、世間的なスイッチゲームの最高傑作の一つとして「ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド」がトップティアにあったと思います。ですが、私はブレワイは実はあまり楽しめませんでした。独自性が強い世界の歩き方が評価されていたり、様々な発見が面白い、みたいな印象だったと思います。そういう部分が個人的にはあまり刺さらず…というのも、「任天堂ハードでは確かに新しいよね…」くらいの感覚であり、PSやPCなど、他のハードでは既に溢れかえってるオープンワールドゲームを遊んでいると、ブレワイのオープンワールド感はそんなに持ち上げられるほどかな？と感じておりました。ただその完成度的には80点くらいの良作、みたいな感覚でした。そんな私も、久々の新作ゼルダ、まぁとりあえず買っておこうくらいの気持ちで買ったティアキンでしたが、ゲームの下地はブレワイのままだし…と数時間遊んだらもう寝れなくなっていたのを思い出します。とにかく自由度が抜群です。探索はもう「入口からすら入らなくて良い」にまで踏み込んでおり、一つのダンジョンを攻略するのに「鍵を探して扉を開けて、Aポイントを取ったらBポイントでアイテムを拾って…」みたいなゼルダの文脈は消え去りました。届かない場所があるならよじ登っていくもよし、台座を組み立ててもよし、変な場所からぶっ飛んでもよし。探索を頑張って洞窟の行き止まりに当たっても、壁すら貫通して真上に抜ける新技を使うと、そこには本作で強い意味を込められた「姫しずかの花」が一輪…スタッフが「ここに来る人がいるだろうな」と置いといたのだろうなというセンスに驚きます。ストーリーもとてもよかったです。ゼルダのこれまでのシリーズって、困った状態のお姫様を助けて悪いやつを倒して終わり、というのがほとんどで、ヒロイックな感覚はあれど「ストーリー最高だったな！」という役割ってゼルダには求められてないと思っていました。でも本作はストーリーも最高でした。終盤に行くにつれて何度も涙腺を刺激され、今作のおかげで未履修だったゼルダも遊ぶくらい魅了されてしまいました。とにかくすべてが最高でした。ブレワイ80点でしたが、本作は150点くらいあるような感じで楽しみました。

最高傑作のゼルダ

ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム

日本のRPGの最大手シリーズ、ファイナルファンタジーの16作品目で、今回はかなりアクション要素が強い作品になっています。スクエニでアクションRPGだったらキングダムハーツシリーズが思い浮かぶと思いますが、こちらは大きく違っています。どちらかというと他社の「デビルメイクライ」に近いアクションが可能な、本当に本格的なアクションのゲームになっています。というのも、デビルメイクライのアクションに関わった人がこちらにも開発で参加しているらしく、そのお陰で非常に奥深い行動が可能になっています。FFといえばストーリーも大事な点ですが、こちらはやや「FFの悪いところが出た」みたいな部分もあります。というのもやや難解な設定でプレイヤーが置き去りになる感覚がところどころにある、というところです。13以降で特に顕著な弱点だと思います。大作系というのはややこの部分の揶揄もありますが、基本的には王道チックなストーリーですね。ですが、展開の王道さ、熱さがある程度そういった難解な壁をぶち破って進められるパワーがある作品です。奥深いアクションを堪能するためにはいくつかコツがあり、個人的におすすめの設定は「魔法をチャージしながら戦いやすいR1を攻撃、R2を魔法に当てはめる操作」です。これでコンボで吹き飛ばした相手をチャージ魔法で打ち上げ、そこから一瞬で敵に追いつく技で更に空中追撃＋α…と、デビルメイクライもびっくりなスタイリッシュコンボを組めるのが最高に楽しいのです。ゲームクリアまでの難易度もプレイヤーが介在できる設定が非常に多く、アクションが苦手でも「敵の攻撃をシステムの手助けによって超回避しやすくなる(しかもかっこいい)」みたいな装備品があったりと、ユーザーサポートが豊富で、アクション初心者にもかなりおすすめできます。FFは毎作品でシステムが大きく変更されるため、戸惑う人も多いと思いますが、個人的には「アクションゲームとして完成したのがいきなり出てきた」という感覚で、戦闘システムが大好きなFFの一つです。

最高のアクション！大作系ストーリー！

Final Fantasy XVI

スイッチ用おバカゲー・奇ゲーの分野のタイトルです。値段は600円とお手頃で、なおかつパーティーゲームとしては友達と盛り上がれるタイトルだと思います…が、配信映えするという意味が強いタイトルだと思います。ルールは単純で、どこかで聞いた効果音、動物の声などを聞き、それを真似して声に出すだけ。波長などを解析して声マネ度合いを計測してくれます。パーティモードなどもあり、盛り上がれることは必至だと思います。が…最大のネックはスイッチ対応のマイクが必要なことですね。普通の家庭にはスイッチ専用マイクなんて無いと思います。ただ、一部PC用のマイクも使えるようですので、環境がある方は遊べる作品です。(イヤホンマイクみたいなのはだめみたいですね)配信映えはすると思うので、配信者さんなどは楽しみ方が広がる作品だと思います。あとはスイッチで使えるマイクがある方で、なおかつこういうのが楽しめる友達がいる方にはコスパよく楽しめると思います。

普通の家庭にマイクはないのです

声マネキング

みみぴさんのレビューキャンペーンにて「超絶バカゲー」枠で書いております。まずこちら、配信界隈で人気の「ぴえんのホラゲー」や「体育館でマッチョを落とすゲーム」と言えばピンと来る方もいるのではないでしょうか。それらバカゲーを手掛けるただすめんさんの作品で、2024年9月現在はまだ体験版ながら、幾人かのVtuberの方々が遊んでいるバカゲータイトルです。テーマはスイカ割り。目隠しをした勇者が「プレイヤーの声」を聞いて行動してくれます。しかし絶妙に悪い音声認識システム。反応するのも声を発した0.5秒くらいあとなので、ひたすら気を使って指示をし続けないと、すぐにあらぬ方向へ進んでいってしまう、というのが様々な配信事故を生み、配信がとっ散らかってめちゃくちゃおもしろいことになります。内容的にはいくつかのダンジョンを回り、新たな能力を獲得していくRPG形式に近いものです。レベルアップ的要素もあるので、声で操作するという独自性以外、ゲームの雰囲気的にはほぼRPGですね。そして、配信的に映えるのが「絶対に言わなきゃ進めない」単語のチョイスがヤバいということです。ここではどんな言葉かは伏せますが、爆笑必至のただすめんさんチョイスのワードに、推しVが言ってくれたら最高に盛り上がると思います。ゲーム内容自体はしっかり考えられており、「喋るからこそ」な攻略方法がとてもナイスです。例えば「朝の挨拶が弱点」の敵には「おはよう」や「おはようございます」と言うと倒せる、みたいなのが新鮮です。また、ただすめんさんの過去作とのスターシステム的な登場もあり、なかなか熱い部分もあります。ただ先程も書いた通り、開発中の体験版であることもあり、音声認識精度が低く、その上ただでさえ認識ラグも発生するため、スムーズで快適な指示を出すのは難しい点があります。ソレを含めて楽しめる方には良いと思いますが、それ以上にその四苦八苦する姿が配信映えする作品だと思います。この記事はみみぴさんのレビューキャンペーンに向けて書いているため、最後にみみぴさんへのアピールをしておくと…「エレベーターを上がる言葉を言うところまで遊んでください！」(バージョンで言葉が変わるかもしれませんが・・・)これを伝えたいがためにGame8さんに「このゲームを追加してほしい」と頼みました。

超バカゲー、配信者やVtuberは絶対遊んでほしいｗ

Suikawa Lead

みみぴさんに推しRPGレビューを投稿するキャンペーンに書いておりますが、なるべく普通のプレイヤーの方でも読める内容を心がけて書きます。本作はPS3から始まった「ソウルシリーズ」の最新作に当たる作品です。とんでもなく広いフィールドを自キャラで探索し、信じられないほど困難な敵に挑んでいくアクションRPGとなっています。本作の特筆すべき点はなんといっても自身の成長にあると思います。私はVtuberの配信が好きなので、何人ものエルデン配信を見てきましたが、人によってはチュートリアルのボスにすら勝てないで数十分、という人もいたくらい、難しさに定評のあるシリーズです。ですがゲームはとても丁寧に作られており、戦っているうちにどんな強敵の攻撃もいつの間にか見えるようになっていたり、いくつもある解法を試して、自分だけの攻略を見つけることが出来たりと、本作の源流は「ゼルダ(特に時オカ)」に近い場所から始まった「3DアクションRPG」だと思いますが、ゼルダティアキンとは全く違う方向に進化した自由度の高い戦闘が売りの一つだと思います。そして、完全オープンワールドゲームであるので、「詰まったら回り道をしてみる」だとか「まさか行けると思わない場所がショートカットやレア武器の部屋だった」なんてこともあり、すべての時間が自分の成長の手助けになるのがとても気持ちが良いです。負け続けても、回り道をしているうちに新しい武器を入手したら戦法が変わって、それが全然歯が立たなかったボスにしっくりハマる行動が出来た、とか、別のボスを倒したらコツを掴んでいた、とか、そうした一つ一つから自分自身の成長を感じられる、まさに人生のようなゲームだと思います。上述したチュートリアルで積みかけたVの子達も、私の見た限りは全員クリアまでたどり着いており、難しい難しいと言われながらも丁寧で間口の広い、良いゲームだと感じさせてくれます。傑作です。プレイ時間はかなりかかりますが、遊ばないのがもったいないくらいに面白い。ただ推しのみみぴさんには感動系のストーリーを推したいところですが、本作はストーリーは非常に難解で、ソウルシリーズは基本置いてけぼりにされるのが玉にキズというところではあります。ほぼパッションで感じるストーリーです。でもゲーム性抜群。そこは確実に推しポイントです。

間違いなく傑作

エルデンリング

Vtuber、みみぴさんへのゲーム紹介キャンペーンに書いているので、いくつかみみぴさん向けの紹介も入りますが、普通のプレイヤーの方も読んでいただける内容になっていると思います。まずバイオハザードシリーズについてですが、日本の誇るホラーゲームの代名詞、というイメージがあると思います。全くその通りで、初期作品は非常に怖いと思います。ですが、そのイメージを変えたのが本作、バイオ4になります。イメージがどう変わったかですが、まず主人公レオンの存在です。オリジナル版バイオ4でも「体術」が導入され、ゾンビ(本当はゾンビではないですが、わかりやすくゾンビと書きます)を蹴り飛ばし、ナイフで連続斬りを決めたりしていました。これが本作、リメイク版であるバイオRE4では大きく強化され、ナイフを使った「パリィ」がかなり特徴的です。ナイフでタイミングよくガードをする限り、ほとんどの攻撃を弾き返してしまうレオン。操作に慣れると「ホラゲーなのにかっこよすぎて心強い」となって、ホラゲ初心者でもレオンに引っ張られて進んでいけると思います。でも難しいんでしょ？という心配もあるかもしれませんが大丈夫です。PS3以前のホラーゲームはとにかくハードな印象でした。ですが、今作RE4はパズル要素はそこそこに、戦闘面でもカプコン独自の難易度調整システムのお陰で、詰まることはほとんどありません。このシステムの情報を知っているとメタ的にもあまり怖くなくなってしまうので、細かくは書きませんが、結論だけ書くと「ちょうどいい塩梅で緊張感を持続させてくれる(でもプレイヤーが諦めない限りは詰まない)」というシステムが採用されています。なので非常に遊びやすく、システムのバランス調整も抜群。登場キャラは主人公のレオンを始め、可愛すぎるヒロイン他、全員が魅力的です。面白い、遊びやすい、でもしっかり怖さもある。でもちゃんと乗り越えられる。シナリオもしっかりしていて「バイオってこういうストーリーあったんだ…」と思えるんじゃないでしょうか。一応、RPG好きなみみぴさんのキャンペーンでは「RPGを教えて」がメインということなので、そこに近い要素もお伝えしておくと「お店でお金を払って武器を買ったり、キャラを強化したり」というRPG的システムもあります。ということで、一本のホラゲーに挑戦したい、であれば非常におすすめです。レオンの歴史を知りたいなら、この前作にあたる「RE2」もあります(こっちはホラー要素が強すぎるので、ホラー苦手ならRE4からがおすすめ)その後を知りたければ「バイオ6」、「CGバイオ」の映像媒体が数本あります。みみぴさんの悲鳴が聞きたい、という強い欲求から思わずこちらを書いてしまいました。でも誰にでもおすすめできる一本です。

つべ見る津辺@みみぴ推し