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任天堂から2011年に発売された、DS用横スクロールアクション。言わずと知れたHAL研のアイドル、カービィちゃん。ですが、今回は冒頭で敵さんがやっちまってくれたおかげで大幅に弱体化してしまいます。吸い込みやホバリング、コピー能力といった、いつもの特技もまったく使えません。そこで力不足を補うべく、カービィを何人も集めて、集団で敵どもや巨悪に立ち向かっていくことに…！操作は基本タッチペンなので、直感的で分かりやすいです。操作説明やヒント等も的確に得られるので、初心者でも安心。（この辺りの作り込みや配慮も個人的にお気に入りです）カービィをはじいて飛ばせば体当たり。カービィを敵にくっつければ自動で攻撃開始、ひたすら殴りかかってボコボコにします。「ピンクの悪魔」の異名は伊達ではありません。数の暴力の餌食となり、哀れな末路を迎える敵さんたちは数知れず…(ﾟдﾟ;)前述の通り、今作にはコピー能力がありませんが、その分、珍しい敵やギミックが盛りだくさん！どのステージも個性が濃く、最後まで楽しいです。冒険を進めるとミニゲームがいくつか手に入るので、気分転換にやってみましょう。しかし、これがまた「ミニ」とは思えぬほどの相当なボリュームで、過去作要素やHAL研ならではの小ネタもてんこもり。他にも、カービィのぽよぽよなボイスが入っていたり、BGMの作曲者が「MOTHER3」と同じ酒井省吾さんだったりと、サウンド面もGOOD！シリーズ最後のドット絵作品ということもあってか、かなり気合が入っております。同年に発売された名作「星のカービィWii」の陰に隠れがちですが、わちゃわちゃしたカービィたちがカワイイこっちも面白いのでぜひ！

カービィたちの力を合わせろ！

あつめて！カービィ

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エレクトロニック・アーツ社から2008年に発売された、Maxis社開発の生物進化シミュレーションゲームです。本家はPC用ゲームですが、派生作品もいろいろ。広い宇宙のどこかにある、とある惑星の海中に漂う原始的な微生物。それが、あなたです。周りには食べ物や敵がいっぱい。「進化」を重ねながら、生き延びろ！待ち受けるは、うおーズや46億年物語のような、果てしなく続く厳しい「弱肉強食」の世界……と思いきや？なんか色々と変わっていって面白い！めちゃくちゃ自由度の高いクリエイトが楽しめます。純粋にカワイイ感じにしたりカッコよくしたりするのは結構難しく、大抵キモくなりがちなのですが、だがそこがいい。キモカワなクリーチャーたちから目が離せないぞ！

キモいクリーチャーを進化させながら大冒険！

Spore

ドラクエでおなじみのエニックス（現スクエニ）から1992年に発売された、スーパーファミコン用横スクロールアクションRPG。まず目につくのは、タイトルにもある「46億年」という、途方もない時間の長さでしょう。人の一生ですら高々100年前後に過ぎないのに対し、その1万倍の、そのまたさらに4600倍。これこそが他ならぬ、我々の母なる地球が、生まれてから現在に至るまでに経てきた時間なのです。この長い長い年月の中で、数え切れないほどの生物たちが、生まれては滅び、を繰り返してきました。プレイヤーは、太古の地球に誕生した一生物となり、「進化」を繰り返すことで、姿かたちを変えながら、地球と生き物たちの壮大な歴史を突き進んでいきます。世界観は、まさに「弱肉強食」。かつて実在した生き物から、よく分からない変な生物まで、いろんなヤツらが襲いかかってきます。主人公はそいつらを、ちぎっては食い、ちぎっては食い…生き残るために必死で戦いながら、祝福の地「エデン」を目指します。システム面では、進化のバリエーションがとにかく豊富！当時では他に類を見ないほどのレベルでしょう。進化をあれこれ試すのが楽しいゲームです。BGMを手掛けているのも、ドラクエでおなじみの、すぎやまこういち先生。不気味な曲や、ほのぼのとしたゆるい曲、熱くてかっこいい曲から切ない曲まで、多彩な音楽がエデンへの旅路を盛り上げてくれます。キャラクターたちのグラフィックやセリフなども、コミカルでいい感じ（笑）難易度もまあまあ控えめなので、気軽にプレイできます。本や科学館・博物館で見た、地球史・生物史が面白かったという経験も相まって、より一層楽しめました。ちなみに『46億年物語 -THE 進化論-』というPC98版も、この2年前に発売されており、こちらは純粋なRPGで、より硬派な雰囲気。こちらもセットでオススメです。

ネレイド