先日、ApexLegendsをプレイしていたときのこと。「sry」や「ty」などを初め、終盤で負けてしまっても「nc」とチャットをする人を多く見かける。こういった「ごめんなさい」や「ありがとう」といった意味を持つチャットは、マナーとして定着し

先日、ApexLegendsをプレイしていたときのこと。

「sry」や「ty」などを初め、終盤で負けてしまっても「nc」とチャットをする人を多く見かける。

こういった「ごめんなさい」や「ありがとう」といった意味を持つチャットは、マナーとして定着しているものの、強制されているわけでもない。

逆に、負けたことによるストレスで暴言を吐く人も一定数いるわけだが、長くFPS界隈にいる人からすると、かなり温く感じるのではないだろうか。

今回はこういった「民度」について語りつつ(筆者の思い出と偏見を大量に含む)、昔のイメージを抱いたまま、流行りのFPSゲームに手が出せていない人に是非プレイしてもらいたい。

(特にApexLegendsをプレイしてほしい)

そもそもFPS界隈における「民度」について極限までざっくりと説明しよう。

「民度」という言葉は、対象の物(ゲームやアプリなど)を利用しているユーザーの質を表す際に用いられる。

この質とは、一般的にマナーを指しており、ルールを守れているユーザーが多いか少ないかで判断される。しかし、イメージなどで語られることも多い上、個人の価値観に寄って決まるため、少数が言っていても鵜呑みにしないこと。

(ここで使用している「民度」は、あくまでもネットスラングの一つであり、本来の意味とは多少異なる)

民度について知ってもらったところで、早速約10年ほど前、筆者がプレイしていたゲームの民度について紹介していこう。

当時プレイしていたゲームでは、1アカウント内で複数キャラを用意できるものの、レベルの概念が存在し、レベルに応じて武器が開放されて有利に戦えるような内容となっており、レベルMAXが大前提のゲームとなっていた。(レベル上げがかなり大変)

また、課金も存在しており、この課金はアカウントに付与ではなく、1キャラクターに対しての付与であった。つまり、そのキャラクターが消えると、全ての課金が無かったことになる。

と呼ばれる(負けたほうがキャラクターを削除する1対1の勝負)、ギャンブルのような遊び方が流行っており、俗に「荒らし」と呼ばれるユーザーは手当り次第喧嘩を吹っかけていた。

(街角で目があった人全員に因縁を付けて所持金全額を掛けた喧嘩をしているような状態)

それにより、多くのユーザーを困らせて、終いにはチートを使用することも多く見られた。

上記の内容はゲームプレイを妨害する行為であり、決してマナーが良い行いとは言えないだろう。

断ったり逃げたらいいじゃん！って思う人、いると思います。

しかし、そんなことをした場合、ログインする度に24時間体制で監視され、ルームに入ればチートなどの妨害行為でまともにプレイを許されない状態となってしまうのだ。

加えて、暴言や煽りは今の比ではない。倒されて○体撃ちはもはや挨拶、追撃で「ざっこｗｗｗｗｗキャラ消せば？？？ｗｗｗｗｗ」なんてチャットが2分に1回は見かける状態であった。これをクラン(ギルド)と呼ばれるチームが1人に対して行うケースも・・。

ここまでの情報を持って民度が高いと言えるだろうか？

否、最底辺といっても過言ではないだろう。

このゲームだけかと思い別のゲームに移行しても、あまり状況は変わらない時代であった。

しかし、当時は民度が云々なんて話は特に上がることはなかった。

その理由として以下の3つが上げられる。

こうした理由から、各々がプレイを続ける理由であったり楽しいと思う要素を見つけていたのではないだろうか。

筆者の場合は1.2はもちろんのこと、幸いにも一番ハマったゲームにおいて、10年以上経過する今でも、一緒にゲームをプレイするフレンドに出会えたことがある。

過去の話をしたところで、現代のFPSの民度について振り返ってみよう。

まず、ゲームプレイの妨害行為に関して(楽しくゲームが続けられないようにする行為)は、昔と比較してチート対策も進み、なくなったとは言えずとも過去に比較すると大分減っている。また、チート以外の違法行為に関しても、公式が迅速に対応しているタイトルも多く存在している。加えて、ゲーム自体が持つ自由度が広がっていることが、違反行為を減らしている要因でもあると考えられる。

次に暴言や煽り行為に関してだ。

こちらも0になったとは口が裂けても言えない。しかし、過去に比較して、ネットゲーム自体のユーザー数が急増したことにより、ネットマナーを基本として楽しむコアなユーザーよりも、俗に言うエンジョイ勢(ライト層)がユーザー層の大半を占めるようになっている。

そうしたことから、マナーが悪いユーザーよりも、楽しくゲームしようよ！といったマナーが良いプレイヤーが多くなっている。

これに影響されて、過去には荒らし行為を行っていたユーザーも、今ではすっかり善良なプレイヤーに・・・、なんてことも多い。

また、エンジョイ勢は、民度が悪いと噂されるゲームを好んでプレイしにくい傾向がある。

(トラブルを避けたい人が、治安の悪い場所に理由もなく行かないようなもの)

こうなったことで、過去には8割がマナー悪い、2割がマナー良いとされていたところが、ライト層により大きくなった母数の影響で、8割がマナー良い、2割がマナー悪い。といった状態になっている。(あくまでも例であり仮説であり予想である)

体感だが、筆者はここ最近で暴言を吐かれたことはない。煽り行為は20回に1回はある。

ゲーム内の設定からチャットを非表示にすることも出来る

また、妨害行為については、1プレイヤーが回避することは難しいものの、暴言に関しては、

ゲーム内の設定から回避する方法が設けられている

そのため、自分の身を自分で守りやすい環境で、気楽に楽しみやすい状態となっているのではないだろうか。

過去と今の民度の差について、かなりざっくりと筆者の感想を見解をお伝えしたところで、過去の悪い例を比較として出すのもどうかと思っている。反省はしていない。

この3つのおかげで、現状のネットゲームの民度は総じて高いように感じる。

これはインターネット社会と呼ばれる現代において、社会全体のネットリテラシーが向上していることも少なからず影響しているだろう。

敷居の高さや悪い噂など、FPSにはまだまだ入りづらい人がいると思うが、ここでお伝えした内容を踏まえ、今一度、FPSに興味をもってプレイしてみて欲しい。

そして、ApexLegendsが更に盛り上がれば嬉しい。

昨今のFPS界隈の民度が高すぎる！(ApexLegends)

Apex Legends

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主にPCゲーのMOD解説をしています。Bethesdaゲーが大好きです。

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重度のSteamゲーマー。三度の飯よりTESシリーズとFalloutシリーズが好き。

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