動物番長

と、世界の中心で叫びながら百獣の王を目指すゲーム。　自分も他人も世界も大体が立方体で形成された…そう言う意味で言えばマイクラっぽくもあるデザインであり、ほんわかしているかと思いきや実際にやることは他の動物の肉を喰らって変態し「動物番長」になることが最終目的の、結構殺伐としたゲーム。自然の厳しさを教えてくれる。　この世界の動物は頭から下の身体が1枚から6枚のニクで構成されており、そのニクも色相や濃淡まで様々なカラーリングで生息している。「自分」はそのニクを喰らう事により己がのものとすることができ、色々なニクを喰らい自らを構成する色をある一定の規則（大抵は同じ色）で揃える事で、身体が変態し強くなることができる。…弱くなることもあるが。　百獣の王、というのはその変態の数の事であり、つまるところ100回変態することを目指し、その末に動物番長となるのがゲームの最終目的となる。　と言う訳でゲームそのものはアクションだが、やる事としてはかなりの計画性を必要とするシミュレーション或はパズルともいえるゲームである。実際、一週目で百獣の王になるのはかなり難しく、基本的には2週目に到達する領域である。そのため最初から周回プレイを想定して作られており、結構頻繁に転生する。また2週目以降じゃないと入れないエリアも存在する。…とは言え1周目で百獣の王になれない訳ではなく、ゲームへの理解と実力、そして運を味方に付ければ1周目だけでゲームをクリアすることも可能。プレイヤーの目線で言えばこっちがある意味最終目的ともいえるか。　しかしそんなことを考慮せずに好き勝手ニクを喰らって走り回るのも十二分に楽しく、アクションゲームとしてもパズルゲームとしても高水準の体験を与えてくれる良いゲームである。世界観もデザイン以外の所もかなりシュールで面白く、特に日付が変わるときの句は必見。似たようなゲームを他に見た事が無く、かなりオリジナリティが高く他に代替が効かないというのも高ポイント。皆も、ヤセイに還って自然の中を駆け抜け、本能のままに喰らい尽くそう！！最後にもう一回！！ナマニク　喰いてー！！！！！

動物番長の評価・評判レビュー

ナマニク喰いてえ！！！！

メレブ＠星乃すな