ドラクエ7リメイク版についての自分語りです。

子供の頃、PS版でプレイしたドラゴンクエスト7。

見つからない石版、(子供には)難解な職業システム、

数多くのストレスに晒され、当時大のドラクエ好きを自負していた少年の心はポッキリと折れてしまいました。ついでにドラクエ7自体も親に横取りされました。

そして時は流れ、大人になった元少年はとあるきっかけでドラクエ7のスマホ版(リメイク)をプレイすることに。

もう絶対にキーファに種はくれてやらねえ

と心に誓い、再びフィッシュベルの地へ降り立ったのです。

気づいたらオルゴデミーラしばき倒してました

リメイク版の前知識なしで挑んだプレイでしたが、キッズだった頃の自分が積んだ要素が（

）ほとんど解消されているため、驚くほど快適にプレイできました。RPGに熱中して最後までプレイしたのは久しぶり。ポケモン剣盾ですら途中で飽きてたので、もうRPGはクリアできないと思ってたんだけどなあ・・・。

ここまで快適に楽しめた要素が何かって考えてみると、

まあ結局は大きな壁だった「石版」を見つけやすく改修してくれた部分が大きかったかなと思います。なんか変な見た目のお助けキャラも出てきたし、レーダーもわかりやすかったし。

お陰で特に詰まることなく最後までプレイできました。裏ボスは・・・まあ今度・・・。

今ならわかるキーファの気持ち

主人公を冒険に誘った張本人で、序盤の火力兼壁役として強力なキーファ。パッケージで主人公と並んでいかにも「

なにって・・・魔王倒すだけだが？

」みたいな顔してますし、子供の頃はもちろん最後まで一緒に冒険するものだと思い、「ちからのたね」や「命のきのみ」を彼につぎ込みました。

まあ、結構序盤に永久離脱するんですけど。

石版で飛んだ先(過去)の女に惚れて「俺こいつらに着いてくわ！あばよｗ」ってなるんですが、当時のおこちゃま頭脳ではあまり理解できませんでした。

女ァ！？そんなもんより世界救う方が大事だろ！？！？

」と思っていたんですが、いざ（色んな意味で）大人になってから読み直してみるとキーファの気持ちもわからんでもない。「王子なんて嫌だ」と常日頃から口にしていた彼の気持ちを考えると、こうなるのは必然だったなと。

結果としてキーファが守り抜いて後世まで伝えたユバール族があってこそ世界を救えたっていうのもありますし、物語序盤で離脱する彼ですが、彼が担っていた部分っていうのは想像以上に大きいものだったと思います。

エンディング後に登場するキーファからの手紙(?)。最後までクリアできなかった子供時代には見れなかったシーンです。 そこには途中離脱したことへの謝罪と、惚れた女と結婚してユバール族を守り続けている事が書かれていました。

もしこのシーンを子供の頃に見てもなんとも思わなかったでしょうが、今なら彼の気持ちがわかります。なんならちょっと感動しました。

大人になってからプレイするということ

世間の評判どおり、ドラクエ7は「鬱ゲー」と呼ばれる程度には重いストーリーがちょこちょこ挟まります。それは時に大切な人を守るためだったり、卑しい人間同士の軋轢だったり。改めてプレイすると、上に挙げたキーファのストーリー以外にも

大人になったからこそ深く理解できる、考えさせられる

ようなストーリーが沢山ありました。

もし私と同じように子供時代にドラクエ7を挫折した人がいれば、ぜひ時間を見つけてリメイク版をプレイしてみてください。きっと心が動かされると思います。

ドラクエ7をリメイク版で再挑戦した話【隙自語】

ドラゴンクエスト7 エデンの戦士たち

重度のSteamゲーマー。三度の飯よりTESシリーズとFalloutシリーズが好き。