 ペガサス三姉妹パオラ(長女)カチュア(次女)エスト(三女) ペガサス三姉妹はファイアーエムブレムに登場するペガサスナイトの三姉妹の総称を指し、パオラ、カチュア、エストが該当する。ただし、シリーズによっては異なるキャラクターが該当する場合があ

 ペガサス三姉妹はファイアーエムブレムに登場するペガサスナイトの三姉妹の総称を指し、パオラ、カチュア、エストが該当する。ただし、シリーズによっては異なるキャラクターが該当する場合がある。

上記の3人が登場する作品は主に3つ存在し、時系列順に「暗黒竜と光の剣」→「外伝」→「紋章の謎」となっている。

 次女のカチュアはマルスに対して密かに好意を寄せているという。リメイク版の新紋章の謎ではマイユニットとの会話でその旨を聞くことができる。ただ、マルスにはシーダという存在がいるため、カチュアからマルスにその思いを伝えることはなかった。儚い。

カチュアの儚さはゲームの隠し設定にも表れている。このゲームには支援効果というものがあり、戦闘の際に近くに特定の味方がいると戦闘面が強化される。例えば、マルスとシーダは支援効果を相互に発揮することができる。夫婦だからこれは当然といえば当然だろう。ではカチュアはどうだろうか。カチュアが戦闘する際にマルスが近くにいる時は支援効果を発揮するが、マルスが戦闘する際にカチュアが近くにいても支援効果が全くない。マルス自身はカチュアが近くにいてもなんとも思わないってことだろうか。片思いという言葉が支援効果にも滲み出てしまっている。この仕様にまで溢れるカチュアの片思いの強さに涙が止まらなかった。

エストの夫に思いを寄せるパオラ

暗黒竜と光の剣シリーズで3人は知り合った。物語の終了後にエストとアベルが結婚し、二人で武器屋を営んだりと、平和に過ごしていたことが後日談で明かされる。

時は流れ、外伝シリーズに突入すると不穏な空気が漂う。このゲームキャラクターが戦闘で敗北して死亡した際の散り際にセリフがあるのだが、そのセリフでパオラがアベルに思いを寄せていたことが発覚する。これが事実なら妹の旦那に片思いしてしまった長女ということになる。最悪アベルが二股をかけていたなんてことも想像できる。誠にけしからん遺憾砲な展開。

順風満帆な夫婦生活を送っていたエストとアベルだったが、紋章の謎シリーズではエストが敵軍の人質にとられてしまい、アベルは仕方なくマルスと敵対することになってしまう。しかし、アベルはマルスへの忠誠を裏切ることはできなかった。マルスで話しかけるか、エストを救出してエストで話しかけることで、味方につけることができる。エスト救出して物語を終了すると後日談では、エストはアベルに別れを告げて姿を消してしまう。失踪の理由は明確には語られていないが、リメイク版の新紋章の謎ではパオラがアベルに思いを寄せていることをエストが知ってしまい、エストは自分の気持ちを押し殺してパオラに譲る選択をとったのではないかと思われる会話を聞くことができる。結果としてエストを探すようにアベルも失踪してしまっているので、なんとも後味の悪い悲しい結末を迎えてしまっている。3人とも泣いていいレベル。

【紋章の謎】ペガサス三姉妹の恋路に涙が止まらない話