ポケットモンスター シールド

バクアザシアン始動積み展開

LY95_sunny_poke
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公開日:2022/11/13

更新日:2022/11/16

ムゲンダイカップ-Final-使用構築

11/12開催の招待制大会ムゲンダイカップで使用した構築のうち、シリーズ13の幻ルールで使用した構築の紹介記事となります。

ムゲンダイカップ概要:

https://irohapoke15.hatenablog.com/entry/2022/09/24/180306

予選突破は叶いませんでしたが、このルールでは3戦全勝出来たため、完成度の高い構築となっていると考えています。

※本構築を使用した対戦のレポートはこちらを参照下さい→https://mygame8.jp/games/pokemon-sword-shield/df477bf4e9b4cd3ebf8c


【使用構築】

並びはこちらとなります。自身のS34の構築と並びを合わせることで型の誤認も狙いました。


【構築経緯】

ランクマッチS35では最後レートを溶かしてしまいましたが、軸としていたバークアウト持ちのHDSザシアン(初手出し安定要員)+スカーフカイオーガ(後発スイーパー)の並びには手応えを感じていたので、ムゲンダイカップでも引き続き軸として考えていきました。

S35では残りの4体をサイクル適正のあるポケモンで固めていましたが、バークアウトのCダウンを活かし切るためには裏は積み展開の形を取るのが望ましいと考えて、裏のポケモンを改めて考えて行きました。積み展開を阻害してくる一番の障害はカイオーガ、ディアルガ等の電磁波となると考えて、主軸は電磁波無効の弱点保険ゼクロムビルドアップグラードンとしました、

この2体だとムゲンダイナ+メタモンの並びへの対処が難しく、またこの構築では初手でザシアンを削ることが多く相手の後発ゼルネアスが厳しくなる展開も多かったので、それらの対策として龍舞ネクロズマを採用しました。

ここまでだと霊獣ランドロスが重く、ホウオウやジガルデが高火力のアタッカーだった場合の誤魔化しも難しかったので、補完枠としてザシアンに打たれる地面技に後出しが可能なアッキのみ持ちイベルタルを採用し、構築が完成しました。


【個体解説】

1,日食ネクロズマ@万能傘

198(204)-177-188(188)-x-129-112(116) 

HB:A特化ザシアンのA+1インファイト乱2(18.4%)

S:S+1で最速100族抜き


今回は軸のゼクロム、グラードンが対処することが難しいムゲンダイナ+メタモンや、ゼルネアス対策として入れたため予選で出番は無かったです。カイオーガに後出し出来るポケモンを今回は入れていないので、持ち物は一度龍舞を積めばカイオーガに勝てるようになる万能傘としました。

攻撃技をメテオドライブとサイコファングにする事で、ムゲンダイナの突破のために龍舞を積んだ後でメタモンにコピーされてもこちらのネクロズマに有効打がなく、問題なく対処出来ます。


2,イベルタル@アッキのみ

223(172)-135-155(204)-151-118-136(132) 

H:16n-1最大値

B:A特化ホウオウのダイバーン乱数2発(1.2%)

S:余り振り切り/S+1で準速フェローチェ抜き


地面、黒馬バドレックスの一貫切りと火力のあるホウオウ、ジガルデの誤魔化し枠としての採用です。

補完枠としての採用ですが、アッキのB↑とダイジェットのS↑により積みエースのような運用も出来ます。特にザシアン以外にイベルタルの通りが良い構築に対しては、ザシアンをイカサマ圏内に入れれば全抜きが狙えるので、積極的に狙っていきました。


3,ゼクロム@弱点保険

207(252)-188(4)-141(4)-x-128(60)-134(188) 

HD:無補正C252振りムゲンダイナのダイマックス砲確定耐え

S:S+1で最速ムゲンダイナ抜き


電磁波無効の積み展開の軸1。ザシアンのバークアウトからつなぎ、ディアルガやカイオーガを起点にしていきます。持ち物はディアルガの竜技地面技や、カイオーガの氷技で発動を狙える弱点保険です。

やっていることは壁+ゼクロムと同じですが、壁と異なり相手視点でバークアウトザシアンを考慮することは難しいので、見えにくい勝ち筋として機能していました。

非ダイマ状態でA+2でザシアンを落とすために電気技は雷撃としています。命中85%は怖いけど理由があるので仕方ないです。


4,カイオーガ@こだわりスカーフ

175-94-111(4)-202(252)-160-156(252)

A:イカサマのダメージ意識の個体値0

B:余り

C:振り切り

S:最速


ザシアンを上から縛れるスイーパーとしての採用です。基本的にザシアンや他のポケモンで場を荒らしてから出していきます。

初手に来るザシアンは潮吹き耐えのHDばかりだったので、余程刺さっている場合を除いて初手からは出しませんでした。

今回のスカーフカイオーガはダイウォール媒体の電磁波を入れているためダイマックスしても強く、常にこのポケモンのダイマックスによる詰め筋は意識して立ち回っていました。


5,ザシアン@朽ちた剣

199(252)-191(4)-137(12)-90-162(212)-189(28)

HD:C特化黒馬バドレックスのアストラルビット+C-1アストラルビット確定耐え

B:余り/A特化ザシアンの巨獣斬のダメージ意識

S:ミラー意識で可能な限り速く/最速エースバーン抜き(いない)


欲張りザシアン。構築の軸です。

D振りにより黒馬バドレックス、カイオーガに対して有利を取れ、性格補正をかけることにより素早さも確保しているためザシアンミラーにも強く、初手出しが安定します。

対面で黒馬バドレックスに勝つためには本来性格慎重でDに振り切らなければならず、素早さが低くなるためにミラーには不利となりますが、その欠点を解消するために、今回はバークアウトを採用しました。この技のCダウン効果によりアストラルビット2耐えのために必要なD分の努力値を節約出来るので、その分を素早さに回すことでミラーにも有利となります。

ここまでDに振ることで、乱数は絡みますが、無補正C252振り黒馬バドレックスのアストラルビット+C-1アストラルビット+A特化ザシアンの電光石火まで耐えることもあり、その場合には相手のザシアンに巨獣斬を入れることができ、相当有利に試合を進めることが出来ました。

残りの技は巨獣斬は確定として、無振りザシアンの火力不足を補うために剣の舞は入れたく、残りの1枠はスカーフカイオーガを確実に処理出来るワイルドボルトとしました。本来はじゃれつくとしたかったですが、じゃれつくを入れる場合にはスカーフカイオーガの処理のために電光石火が必須となるため、今回は剣の舞を優先しました。


6,グラードン@食べ残し

184(68)-194(188)-160-x-110-156(252)

HB:A4振りジガルデのサウザンアローを身代わりが最高乱数以外耐え

A:H252振りザシアンを断崖の剣で乱数1発(81.3%)

S:最速


電磁波無効の積み展開の軸2。ホウオウナットレイジガルデ、ダイナイベルネクロのようなサイクルの崩しを担います。持ち物は場持ちを良くする食べ残しです。

バークアウトを2回入れれば晴れ込みでカイオーガの無振り熱湯を身代わりが耐えるので、電磁波持ちのHBカイオーガも起点にしていくことが出来ます。

身代わりという技が強力で、遅めのカイオーガでのダイマックスでの切り返しを狙うプレイングに対して、身代わり連打でダイマックスを枯らし、こちらの後発ダイマックスを通す動きも出来ます。

陽気最速とすることで、若干の火力不足を感じる場面はありましたが、それよりもS-1で黒馬バドレックスを抜けたり、準速イベルタルを抜けるなど恩恵の方が多かったと考えています。

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