今回話したいのはサイバーパンクはサイバーパンクでもエッジランナーズに関してです。サイバーパンクエッジランナーズとは。CD ProjektとTRIGGERがタッグを組んだアニメーションです。もともとはCD Projektの「サイバーパンク207

今回話したいのはサイバーパンクはサイバーパンクでもエッジランナーズに関してです。

サイバーパンクエッジランナーズとは。CD ProjektとTRIGGERがタッグを組んだアニメーションです。もともとはCD Projektの「サイバーパンク2077」というゲームで、それをアニメ化したのが今作エッジランナーズというわけですね。

CD Projektの制作実績にはあのウィッチャー3があります。洋ゲーとちなみに、洋ゲーとひとくくりにされがちですが、CD Projektはポーランドのゲームメーカーです。

一方今回タッグを組んだTRIGGERは、設立自体は2011年と11年前、まぁ古くもなく新しくもなくといった感じですが、この会社には今石洋之氏がいます。今石さんといえばガイナックス。ぼくが初めてみたのは鉄板な作品で恐縮ですが、天元突破グレンラガンです。アニメーターとしての実績もすごくある人で、人におすすめされて見た作品で、庵野作品である彼氏彼女の事情の一話を見たわけなんですが、あ、これ今石さんぽい！と思ってみていたら、案の定携わっていましたねっていう感じでした。その他フリクリや、個人的にちょっと気になっているアベノ橋魔法☆商店街なんかも絵コンテとか作画監督やっている話もあるみたいです。

古い作品ばかりになりましたので、TRIGGERの作品に目を向けてみるとキルラキルや宇宙パトロールルル子、リトルウィッチアカデミア、そしてプロメアなどなど印象に残るような作品が多くあります。あとはガイナックスだけどパンティ＆ストッキング。ちなみに僕は最後まで見た作品は一つもありません。印象に残るような作品って行ったのは”一般的に”という意味合いです。ご容赦をば。

以上の作品を見てみれば、なんとなく海外受けしそうな雰囲気がありそうなのってわかりますよね。特にパンティ＆ストッキングなんかは見た瞬間にカートゥーンを思い起こされます。他にも結構ゴリゴリに動く表現があったりするので、ディズニーとかの欧米の作品は結構表情が豊かに見えますが(単純にディズニーの影響が強いのかもしれませんが）、一方でTRIGGERなんかはアクションがなんとなく欧米っぽい。欧米っぽいアクションってなんだよって言われるとぼくにもわからん。適当言いました。

ともあれエッジランナーズはネットフリックス独占配信ということも相まって、多分に海外受けを意識しているわけなんですよ。そうした中でこのTRIGGERをタッグに選んだのはさもありなん、といったようです。

実は本編のサイバーパンクをぼくはプレイしていません。めちゃくちゃ気になっていたんですが、Steamでプレイしたかったから少しまとうかなというのと、FPSというか、一人称視点というのが少し気になってしまった買う決心がつかなかったというべきなんでしょうか。そしてゲームの評判はといえば、延期に次ぐ延期にもかかわらず大量のバグ報告があり、発売当初はなかなか評価が奮わなかった作品です。

じゃあなんでアニメを見たのか、って言われれば、やっぱりもとの作品を知っていたからっていうのと評判が結構よかったからっていうのがあります。で、見てみると、あらあら面白い。

正直なところ、3話まで見た限りではTRIGGERの動くアクションというのはそこまで感じなかったというか、クオリティはもちろん高いんですが、バタ臭いアクションみたいなのは、一話の中国拳法みたいなのを除いて(あれもバタ臭くはなかったけど)あんまり感じられなかったです。

そういった意味で当初のぼくの期待とは外れてはいたんですが、話の筋としてはボーイミーツガールなんですよ。やっぱりボーイミーツガールっていいな、って改めて思ってしまいました。

とはいえ世界観は酷いもので、犯罪まみれだしそもそも本作は巨大企業に支配されているというディストピア的な世界です。企業に支配されてるけどコジマはでてきません。コジマ粒子なんてなかった。

メインとなる主人公は頭はいいけど貧乏な家庭で、身の丈に合わない富裕層向けの高級学校に通っていたんですが、どうにも馬が合わない。で、そんななか紆余曲折があってミーツガールをするんですが、3話時点だとまだそこまで目立っていないはずなのにも関わらず、あれ、ルーシー可愛くない？ってなるんですよね。

ルーシーのキャラデザも、いわゆるボーイミーツガールから想定されるような清楚な感じではなくて、世界観が世界観だけにパンクな感じなんですよね。だけどどうやら主人公にはちょっと思うところがあるっぽい。主人公も主人公で、彼女には思うところがあるっぽい。そういうボーイミーツガールです。まぁ王道ですね。

最後まで見た人はあんまり内容はなかったけど面白かった、っていう言を聞きました。多分、それはそんなに間違ってないと思います。まだ最後まで見てないけど。

でもぼくはこれを最後まで見ようと思います。内容がないとは言っても、根っこの部分のボーイミーツガールがきちんとしていればこれはきっと面白い。ディストピア的な世界観にもかかわらず、いや、だからかもしれないけれど、改めてボーイミーツガールっていいな、って思わされた作品でした。

あと声優の演技も結構よかった。KENNの感じね。ネットフリックス契約してる人はとりあえず見て見ればいいと思うよ。あとは地球外少年少女ね。地球外少年少女は磯光雄監督、あの作画おばけで有名な電脳コイルの人ですね。あの井上俊之さんがメインアニメーターです。

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