タイトル通り、それだけの記事です。 そもそも、シンオウ神話って？ まぁ読んで字の如く、『ポケモンBDSP』の舞台、シンオウ地方に伝わる神話のことです。ゲーム的なメタで言うのであれば、ゲームの設定のようなもの、フレーバー要素です。ポケモン的に分

タイトル通り、それだけの記事です。 

そもそも、シンオウ神話って？

 まぁ読んで字の如く、『ポケモンBDSP』の舞台、シンオウ地方に伝わる神話のことです。ゲーム的なメタで言うのであれば、ゲームの設定のようなもの、フレーバー要素です。ポケモン的に分かりやすく言うなら図鑑テキストがもっともな例になってます。ナパーム弾をも耐える殻、といってわかる人はどれくらいいるのでしょう…。 まぁ、BDSPではストーリーに少なからず神話が関係してるんですけどね！！ 

 ポケモンシリーズをプレイしてる人は気がついてるかもしれないが、ダイパ及びにリメイクのBDAPは、他ポケモンシリーズと比較すると伝説のポケモンが多いのが特徴です。まぁ準伝含めてですが。実はサンムーンなアローラ地方も多い。 ちなみにシンオウの伝説は準伝含めて14匹、リメイク前の通常プレイで手に入るのは9匹。普通に最多です。どのポケモンにも逸話が残っていて、読み解くと普通に面白い。 と、言うわけで。 語ってみようシンオウ神話。 

 まず話すのはUMA…もとい、ユクシー・エムリット・アグノムの泉のポケモンたちです。UMAの由来は頭文字。 彼らはシンオウ神話では人に心をもたらしたポケモンと言われていて、図鑑でもユクシーによって知識が、エムリットによって感情が、アグノムによって意思がもたらされたとされています。そして奪うこともできるため、そんなことになったら人はもれなく廃人コース、というかただの人形と化します。普通に怖い。 ゲーム内では「おそろしいしんわ」というタイトルの本が読めて、そこでは彼らを示唆しているだろう怖い側面の力を読むことができます。目が合うだけで記憶が消えるとか触るだけで感情が消えるとか、普通に怖い。 そんな彼らはどうにも、ディアルガ・パルキアから生み出されたらしいです。というのも、ゲーム内の本「はじまりのしんわ」には、“最初に生まれた存在”と“それから生まれた二つの分身”と“分身から生み出された3つの命”という、大まかに3つの存在が登場しています。この中の3つの命は心を生み出したとされていて、心にまつわる3つの存在となるとおそらくUMAたちを示しているんだろうな…というのが考察どころ。事実なんて調べようがないので想像でしかないですが、たぶん、きっとね。 

アルセウスから生まれた2匹…ではなく3匹のポケモン

 まぁ何を示すかは察しの通り、ディアルガ・パルキア・ギラティナの3匹です。シンオウ地方の神様と呼ばれる2匹と、あらゆる伝承から消されてしまった1匹。この3匹は、みなアルセウスから生まれたとされています。というか、「はじまりのしんわ」を読む限りは分身とのこと、つまりアルセウスが自分の力の一部を特化させた分身ということなのかなぁと。『ポケモンアルセウス』のオリジンフォルムなディアルガとパルキアを見るとアルセウスの面影がしっかりあるので、つまりはそう言うことかなって。 まぁディアルガパルキアは一緒に生み出されたのはよくわかるとして、ギラティナはどうなの？って感じですが、プラチナ版にてシロナが、ギラティナがディアルガパルキアと同時期に生まれたことを言っており、さらにはHGSSの配布ポケモンをキーとしたイベントでは、この3匹の誕生の瞬間を見ることができます。さらにはギラティナが司るものが反物質と判明したりと、他2匹同様にギラティナなりの在り方がそもそも存在したことが示唆されていると言うわけです。まぁどうやら、手に負えない暴れ者だったことが要因で、彼だけの世界とも言える反転世界に閉じ込められたようですが… ポケモンアニメの映画で登場したギラティナはかなりいい子だったので、もしかしたら暴れ者と呼ばれるような要因になった出来事もあったのかもしれないですね。性格は荒々しくても、いつも暴れてるとは限らないわけですし。 

 HGSSで登場する遺跡、シント遺跡のお話です。シンオウ神話の話なのにジョウト？と思った方は、」関係ある場所なんだー」と驚いてください、知ってる方は「あぁ、その話？」ってリアクションでOKです。 この遺跡では、配布されたアルセウスを連れて行くとタマゴから生まれたディアルガパルキアギラティナの姿を見ることができます。おそらく疑似的分身誕生の瞬間。神話の一面を目の当たりにできる場所、と言うやつです。 で、この場所なんですが。結構至る所にシンオウとの関わりが隠されていたりするんです。 例えばBGM。テンガン山山頂やりのはしらの曲を軸に、ディアルガパルキア戦の曲とギラティナ戦の曲が複合したものが流れています。登場ポケモンがそこにまつわる子たちとはいえ、わざわざやりのはしらの曲を混ぜる理由はわからないですよね。 さらには誕生する場所の床の模様、なんとBDSP産のポケモンを示すマークが描かれています。三角の頂点に丸が描かれたあのマークです。私はこっちに気付いたのはBDSPでマークを見た最近ですが…そもそもシンオウはこのマークってなってたってことっぽいです。 最後はこの遺跡そのものの話。このシント遺跡、作ったのはなんとシンオウ出身の人々だそうで。ジョウトに移住したシンオウの人々が、アルフの遺跡を参考にやりのはしらの雰囲気を内包して作った遺跡と言われていて、実際マップも混じり合ったような作りになってます。 すげぇなシンオウの人… 

 長くなり過ぎてきたので一旦まとめ。 ストーリーに関わる伝説ポケモンの神話だけでこれだけ話が出てくるあたりで、シンオウ神話の考察の面白さを察して欲しいです。想像力豊かになれます。 そもそもBDSP…というか、リメイク前のダイパなのですが、噂によるとポケモンの最後の作品になる予定だったとか。だから設定がみっちみちだったり、『始まりのポケモン』なんて子が登場してたりするらしいです。本当か嘘かは知らないですが、他シリーズと比べると思わせぶりな設定が多いことを考えると、妙な信憑性もでてきます。結局続いているので、各シリーズの考察は続くわけですが。 実は剣盾も地味に考察が面白い。 シンオウ神話の面白さの一端を感じたなら、ぜひ寄り道全力でBDSPをやったりポケモンアルセウスをやったりしてみてほしいです。ポケモンの世界がよりリアルに感じられます。そして誰か語ろう、神話。

シンオウ神話を語りたい

ポケモンブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール

ゲームを横道それながら、世界観考察したりキャラにのめり込んだりして楽しむエンジョイプレイヤーです。

stella_trans

今まで多くのポケモンシリーズをプレイしてきた執筆者が、唯一序盤でプレイを断念した『BDSP』シリーズの辞めた理由について書いています。これからプレイする人やBDSPに興味がある人はぜひ。

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