全国2億7千万のポーカーチェイスプレイヤーのみなさまこんにちは。ポーカーのトーナメントはブラインドベット額が時間経過で上がっていきます。何もしなければアンティやブラインドベットを何度も徴収されあなたのチップは溶けて無くなってしまいます。チップ獲得も大事なのですが、トーナメントはチップが溶けて蒸発する運命に逆らって生き残ることもそれ以上に大事です。この記事では終盤のオールインを生き残りたい方へそのコツを伝授しようと思います。

ポカチェのルールを覚えたゴールド・プラチナ上がりたてくらいのランクの方

テキサスホールデムポーカーを始めたての方

テーブル全員のチップ量の把握が大事

あなたは、ふだん自分や対戦相手のチップ量を把握しながらプレイしているでしょうか？

チップ量が大事な理由はいくつかあります。

たとえば自分が80BB持っているのに相手が15BBしか持っていない場合、あなた（あるいは相手）が獲得することが出来るチップは最大15BBです。

あなたが20BBのベットをしたくても相手は15BBでコールすることしかできないからで、相手と自分の少ない方のチップ量のことを「エフェクティブスタック」と言います。

リングゲーム（エムホールデムのランクマッチなど）はブラインドベット額（SB/BBと表記されている）が変化しないのでエフェクティブスタックを気にしてベット額を決めましょう、くらいなのですが、トーナメントはリングゲーム以上にテーブルに座っている全員のチップ量の把握が重要です。

なぜならリングゲームの目的はあなたのチップを増やすことで、他人のチップ量はあまり関係ない一方、トーナメントは一位以外全員のチップが0になるまで対戦が終わりません。

つまりチップをたくさん持っていれば上位に残れる確率が高く、チップを持っていない人は下位に沈む可能性がとても高いと言えます。

しかし残りチップ数が少ない場合も誰かが先にバースト（チップが0になる、"飛ぶ"）してくれればあなたの順位は上がります。トーナメントにおいては自分のチップの量と他人のチップの量を比較して「逆らってはいけない相手」「誰にケンカを売るのか」を考えるのはとても大事です。

「何を」「誰と」争っているのかを意識する

見出しの通り、「何を」「誰と」争っているのかを意識することはとても重要です。

例として、ポカチェのランクマッチを想像してみましょう。

がぞう1

UTGから15BBのオールインをされました。あなたのチップはのこり12.75BBで、あなたよりチップが少ない人も何人かいる状況です。

コールした時の勝率が51% vs 49%で自分が2%だけ有利だと仮定しましょう。

ランクマッチは順位を争うゲームなので、出来るだけ上位には入賞したいものの6位にはなりたくないと思います。

51%の確率で勝てた場合は25.5BBになりチップリーダーにはなりますが暫定1位というだけで1位が確定したわけではありません。

いっぽう49%の確率で飛んで6位が確定します。果たしてコールするのが正解でしょうか・・？

このように、順位がかかっており負けたら飛んで下位の順位が確定するようなシーンでは気楽にはコール出来ないことが分かると思います。

一方、これがフレンドマッチなどで1位が表彰されて2位以下は等しく敗者というオールオアナッシングな配点だとすると考え方は変わります。

テーブルで生き残っていることそのものに価値はあるのですが、1位を目指すうえでこの勝負に51%の勝率があると分かっているのであれば勝負に乗らざるを得ないでしょう。

次は、2人だけが決勝戦に進めるというフレンドマッチの大会で、こんなシーンになっていることを想像してみましょう。

がぞう2

BTNから15BBのオールインをされました。あなたのチップはのこり12.75BBで、あなたよりチップが少ない人がいる状況です。

1人飛べば決勝進出が確定します。そのうえで49%の確率で飛びたいでしょうか・・・

このように、順位を決めるルールだったりトーナメントで入賞する一歩手前だったりする状況では自分と周りのチップの状況と、オールイン勝負でチップがどう動くのか、負けると自分と相手のどちらが飛ぶのかを見るのが大事です。

残りのチップ量の「BB換算額」を意識する

たとえば「SB/BB 100/200」と表示されている場合のブラインドベット額は200です。あなたがチップを「12,000」持っている場合はブラインドベット額60回分という意味で「60BB」と言います。

リングゲームでは、テーブルに着席した後はブラインドベット額が変わることはありません。いっぽうトーナメントでは時間経過でブラインドベット額が増えていきます。（ブラインドレベルの上昇などと言います）

例えばブラインドベット額が「SB/BB 400/800」に増えた場合の「12,000」チップは「15BB」です。

ブラインドベット額のレベルアップは、SB/BB席で強制ベットさせられるブラインドベットやアンティの単価が上がることを意味しているため、BB換算のチップ量を把握していないと「数分前と同じチップ額なのに」と思っていてもあっという間にチップが溶けて無くなることになりかねません。

ポーカーチェイスの場合、BBの席が一周回ってくるまでアンティ0.25BBが6回徴収され、SB 0.5BBが1回、BB 1.0BBが徴集されるため、BB換算で3.0BBは無いと生き残ることが出来ません。

また、ブラインドベットの金額は「オープンレイズで2.0BB、フロップで1.0BB、ターンで1.0BB、リバーで1.0BB」というようにベット額の最低額でもあります。

つまりBB換算で十分なチップを持っていない場合はベットで相手に十分な圧力をかけることが出来なくなってしまいます。

このような事情もあるため、ブラインドレベルが上がり各プレイヤーのチップが10BB、早ければ20BBになったころからプリフロップのオープンレイズではなくオールインによる勝負が始まります。

オールインに対して誰もコールせずに全員フォールドした場合、ポカチェの場合は3.0BBが手に入り（スチールといいます）、BBが回ってくる一周を生きながらえることが出来ます。

ポカチェやエムホールデムの場合はチップの金額をタップすればBB換算された数字が見れるため、こまめにチェックしましょう。

九九の表みたいなコレはパワーナンバーという「オールインした時の手札の強さ」を示しています。

覚えるのは大変なので、アバウトにこんなもんだよというのを説明します。

パワーナンバー

パワーナンバー表のだいたいの見方

●ポケットペア・・・同じ数字が交わる左上から右下のマスです。各ポケットペアは6通りの組み合わせがあります。

●スーテッドハンド・・・ポケットペアから上側のマスはスーテッドハンドです。「A♥5♥」のような手札をスーテッドハンドと呼びます。スーテッドハンドは4通りの組み合わせ（♥♦♣♠）あります。「A♥5♥」「A♦5♦」「A♣5♣」「A♠5♠」をまとめて「A5s」と書きます。

●オフスーテッドハンド・・・ポケットペアから下側のマスはオフスーテッドのハンドで「A♥5♠」のような手札です。12通りあり、まとめて「A5o」というように書きます。

マスの中の数字は「パワーナンバー」で、大きければ大きいほどオールインに適した強いハンドです。

22 vs AK

すでにワンペアであるポケットペアは、オールインした時はフロップ・ターン・リバーでフォールドさせられる駆け引きも無く確実にワンペアであるためオールインにはとても強い手札と言えます。「22」が「AK」と勝率が互角と言われればその強さが分かるでしょう。

ただし、上のポケットペアにコールされた時の勝率は20%以下と絶望的です。

また、数字の小さなポケットペア（22, 33, 44など）のオールインがA9oなど「ツーオーバー（ポケットペアより二枚とも数字が大きい相手）」にコールされた場合の勝率は五分五分です。

そのような中でもJJより強いポケットペアは「プレミアハンド」と呼ばれ、「ツーアンダー」の手札にコールされた場合は70%以上という圧倒的勝率です。

A4 vs KQ

手札にAが含まれている場合もオールインに向きます。パワーナンバーの表を見ても、ポケットペアを除けばかなり強いほうです。

特にAKsやAKoは、相手がAxやKxの場合は必ずドミネート出来るためとても強い手札です。

ただし、キッカーが弱い場合にキッカーが強いAxにコールされた場合の勝率は30%を切ります。（ドミネートされている、と言います）

また、ドミネートしていない場合の画像の例のような場合も「ちょっと有利、けっこう有利」くらいです。

KQvsA2

手札にKが含まれていてキッカーがつよい場合もAほどではありませんがオールインに向きます。パワーナンバー表をみて分かる通り、キッカーが弱い場合の強さは微妙です。

【ポカチェ入門 その3】終盤のオールインを生き残る

ポーカーチェイス

ポーカー

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突然ですが、ポーカーチェイス（あるいはテキサスホールデムポーカー）とはどのようなゲームでしょうか？
強い役を作るゲーム？伸るか反るかのオールイン勝負で勝つことをお祈りするゲーム？

そう考えると、（オールイン勝負はともかく）役を作るゲームではなく「自分のチップは守りつつ相手のチップは奪って順位を上げるゲーム」と言えるでしょう。 この記事はポーカーを始めたての方に向けた「プリフロップはレイズで参加しろ！」という27番煎じくらいの内容です。


【ポカチェ入門 その2】「プリフロップはレイズで参加しろ！」の理由

全国2億7千万のポーカーチェイスプレイヤーのみなさまこんにちは。
ポーカーは役が強いときや役がどうしようもなく弱いときにベットして相手からチップを奪うゲームで、自分の役がどのくらい強いのかを見積もる必要があります。
自分も始めたての頃はこの見積もりが苦手でベットやコールに自信が持てませんでした。
この記事ではポーカーを始めたての方に向けて自分の役の強さをぼんやりと把握するためのコツを伝授しようと思います。


【ポカチェ入門 その1】自分の役の強さを把握する

全国2億7千万のポーカーチェイスプレイヤーのみなさまこんにちは。
4月1日からは新年度ということもあり、何か新しいことをやってみようと思い記事を書きました。

ポカチェをプレイしていると、すべったハイカード、あるいは突然完成したナッツ級ハンドの扱いに悩んだこともあると思います。
この記事を読むことで、オープンレンジやコールレンジ、プッシュレンジに「27o」があることで得られる利益について理解することができるでしょう。

【4月1日】27oをプレイするべき理由

ポカチェを好きな方が増えて一緒に遊べたらいいなって想いを込めました💖

【ポカチェ入門その3】終盤のオールインを生き残る

【ポカチェ入門その2】「プリフロップはレイズで参加しろ！」の理由

【ポカチェ入門その1】自分の役の強さを把握する

【4月1日】27oをプレイするべき理由

皆さん！ポーカーチェイスで遊びませんか！

【ポカチェ入門 その3】終盤のオールインを生き残る

【ポカチェ入門 その2】「プリフロップはレイズで参加しろ！」の理由

【ポカチェ入門 その1】自分の役の強さを把握する

【4月1日】27oをプレイするべき理由

皆さん！ポーカーチェイスで遊びませんか！

【ポカチェ入門その3】終盤のオールインを生き残る

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