全国2億7千万のポーカーチェイスプレイヤーのみなさまこんにちは。
4月1日からは新年度ということもあり、何か新しいことをやってみようと思い記事を書きました。

ポカチェをプレイしていると、すべったハイカード、あるいは突然完成したナッツ級ハンドの扱いに悩んだこともあると思います。
この記事を読むことで、オープンレンジやコールレンジ、プッシュレンジに「27o」があることで得られる利益について理解することができるでしょう。

27oの扱いに慣れていない人からは「ストレートもフラッシュも完成しない7の2キッカー」と、23oと並んで最弱の座を争うハンド扱いされがちですが、本当にそうでしょうか？

逆に「27oをプレイしていないことで生じる不利益」を想像してみると利益を取りこぼしているシーンも多いのではないでしょうか？

これらを念頭に置くことで広がる27oの戦略について考えていきましょう。

ヨコサワレンジにしろGTO Wizardのレンジにしろ、アーリーポジションはインポジションからの3betに直面しやすく純粋に強いハンドで参加するレンジになっています。

ポストフロップ以降はレンジの強さ（狭さ）のおかげでボードに複数のブロードウェイカードが落ちた際は有利になる反面、数字が小さくスートもかすらないカードの場合は諦めるかプレハン・バックドアドローでのチェックレイズを考えるかという厳しい立場に陥りがちです。

たとえば、一般的なレンジ内の2や7を含むコンボを考えるとA2sやA7s/K7s、7ポケくらいしか無く、ローカードが落ちた際は実際に戦いづらいことが分かると思います。対抗策はUTGのオープンレンジに12コンボの27oを加えることで、インポジションやブラインドポジションからのベットに対抗しやすくなります。

アーリーポジションの項目で説明した通り、アーリーポジションの狭いレンジをローボードで「いじめる」ためには、実際に27oをコール・3betレンジに加える必要があります。

シングルレイズドポット・3betポットの両方にバランスよく27oを含める必要があること、フロップ以降にアーリーポジションに有利なカードが落ちた場合は無理せず諦めることも大事であることに留意しましょう。

2BBのオープンレイズの場合は27sをコールする人もいると思いますが、27sだけでは4コンボしかありません。

また、ポーカーチェイスのようにアンティが高い場合はプリフロップの時点から多くのチップがポットにあるため、ポットオッズから考えても27oはコールしやすくなります。

ブラインドポジションから3betした場合はアグレッサーとして戦う事となり、アーリーポジションからのオープンで直面した悩みと同じようなシーンに遭遇することになります。そのため、3betする場合も頻度で27oを含める必要があります。

4betするとき、額はいくらぐらいにするでしょう？

エフェクティブスタックやポジションにより2-2.5倍くらいを選定するとことが一般的ですが、自身の4betレンジに27oがあるとどうでしょう？

このクリップのシーンでは、4bet額を27BBとすることで自身の4betレンジに27oがあることを暗に主張しています。

27oに対しては有利なエクイティを持ちつつもプレハンには負けるハンドに対してプレッシャーをかけることができ、時にはプレハンを持っている時にそのようなハンドで通常より大きな額の4betをコールしてもらえることも出来るかもしれません。

トーナメントやランクマでのオールイン要求

あなたがブラインドの時、オープンレイズにコールしている人がいる場合ハンドによってはスクイーズを検討することになるでしょう。

3betをして自身や相手のSPRが1に近くなる場合はオールインと迷うかもしれません。そのような場合、特にスタックをカバーしている場合は27BBへのリレイズを選択することが可能です。

このクリップの動画のビッグブラインドは実際に27oを持っていますが、スクイーズできるほどの強いハンドに加えて27oも27BBへとレイズすることでよりスクイーズのチャンスを増やすことが出来ます。

あるいは、バブルファクターが高い状況の人（≒ガマンして誰かが飛ぶのを待つだけで得する）はオールインにコールしづらくなり、そのような相手にも27oをオールインすることが可能です。

以下の画像は「ポーカートーナメントトレーナー」というスマホアプリで、ポカチェのランクマッチのプライズカーブで全員が平たく10BBだった場合にSBからのプッシュできるレンジを表示しているところです。

「27oというハンド自体のエクイティはそこまで高いものではないためいざポストフロップに至った場合は独特な立ち回りを要求される」と思われるかもしれません。

ですが、ポーカーというゲームのアクションは自身と相手のハンドレンジで考える必要があります。

何がいいたいかと言うと「実際に27oというハンドが手元にある場合どのようにポストフロップをプレイすべきか」ではなく「自身や相手のレンジに27oがあると想定するとどのようにアクションすると利益を最大化できるのかを考える必要がある」ということです。

このことは一般的に「AKというハンドはアーリーポジションが一方的に持っており、フロップの"AKx"や"QJT"というボードはベットしやすい」「Kxのコンボ数はコールレンジに少なく、Kハイのフロップはアーリーポジションからベットしやすい」などというように捉えられています。

それでは、実際に"27o"が含まれるレンジでポストフロップの利益を最大化するためにはどうすればよいでしょう？いくつかの27o戦略をご紹介しましょう。

27ボードでのバリューBet・ブラフBet

一般的なレンジでは2リピートや7リピートのボードはコール側やブラインドのポジションに有利で、アグレッサーからはベットしづらいボードの一つです。

ターンでブロードウェイカードやフラッシュドローが伸びるカードが落ちた場合にどのくらいの額をベットするかを考えることになりますが、ここでレンジに27oが存在することで27BBという大きいサイズのベット額を採用することができます。

たとえばこのクリップのシーンではBBのハンドはKKというバリューハンドでしたが、Axs♣のフラッシュドローや実物の27oなども27BBベットを選択することが可能です。

レンジに27oがあれば、♣のドローが滑った場合でもリバーはオールインすることも可能で、レンジに27oが存在していることを認識しているコーラー側はスリーカードやセットでもない限りは難しい立場に立たされることになります。

BBディフェンスの際のリレイズ

27BBベット/レイズはブラインドディフェンスの際も応用可能です。

このクリップのシーンでは、27BBレイズという27oがレンジに無い相手からすると「嘘くさい」アクションを採用することでバリューを取り切ることが出来ました。

 バリューターゲットが無い場合のブラフを装ったベット

ナッツ級のハンドで、コールをしてもらおうと安易にベット額を安くはしていないでしょうか？

いままで見てきた通り、2リピート・7リピートのボードは27oプレイヤーにとって絶好のブラフチャンスであり、バリューベットのチャンスでもあります。

 もちろんここは27BBのベットをするべきでしょう 。

これであなたも27oをプレイするべきだとわかりましたね！

【4月1日】27oをプレイするべき理由

ポーカーチェイス

謎ポエム

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全国2億7千万のポーカーチェイスプレイヤーのみなさまこんにちは。ポーカーのトーナメントはブラインドベット額が時間経過で上がっていきます。何もしなければアンティやブラインドベットを何度も徴収されあなたのチップは溶けて無くなってしまいます。チップ獲得も大事なのですが、トーナメントはチップが溶けて蒸発する運命に逆らって生き残ることもそれ以上に大事です。この記事では終盤のオールインを生き残りたい方へそのコツを伝授しようと思います。

【ポカチェ入門 その3】終盤のオールインを生き残る

突然ですが、ポーカーチェイス（あるいはテキサスホールデムポーカー）とはどのようなゲームでしょうか？
強い役を作るゲーム？伸るか反るかのオールイン勝負で勝つことをお祈りするゲーム？

そう考えると、（オールイン勝負はともかく）役を作るゲームではなく「自分のチップは守りつつ相手のチップは奪って順位を上げるゲーム」と言えるでしょう。 この記事はポーカーを始めたての方に向けた「プリフロップはレイズで参加しろ！」という27番煎じくらいの内容です。


【ポカチェ入門 その2】「プリフロップはレイズで参加しろ！」の理由

全国2億7千万のポーカーチェイスプレイヤーのみなさまこんにちは。
ポーカーは役が強いときや役がどうしようもなく弱いときにベットして相手からチップを奪うゲームで、自分の役がどのくらい強いのかを見積もる必要があります。
自分も始めたての頃はこの見積もりが苦手でベットやコールに自信が持てませんでした。
この記事ではポーカーを始めたての方に向けて自分の役の強さをぼんやりと把握するためのコツを伝授しようと思います。


【ポカチェ入門 その1】自分の役の強さを把握する

ポカチェを好きな方が増えて一緒に遊べたらいいなって想いを込めました💖

【4月1日】27oをプレイするべき理由

【ポカチェ入門その3】終盤のオールインを生き残る

【ポカチェ入門その2】「プリフロップはレイズで参加しろ！」の理由

【ポカチェ入門その1】自分の役の強さを把握する

皆さん！ポーカーチェイスで遊びませんか！

【4月1日】27oをプレイするべき理由

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