カタンにおけるトレード論についてです

そもそも、トレードの一切ないカタンは「初期配置とダイス運だけのクソゲー」になってしまう。初期配置で生まれた有利不利は覆されることなく、ただダイスを振って資源を出すだけのソロゲーと変わらない。しかし、必要な資源をプレイヤー同士で融通することができれば、生産力に勝るプレイヤーの開拓スピードに追いつく事ができ、ゲームとしての駆け引きが成立する。つまり「トレードしたプレイヤー同士の開拓スピードが加速する」ということを覚えておこう。

次に「トレードは必ず成立するとは限らない」という点についても意識しておこう。自分が必要としている資源が、相手プレイヤーにとっても必要な資源であればそのトレードはほぼ不成立になるだろう。

また、誰も持っていない資源も同様だ。

盤面や相手の状況から、トレードで交換する・される資源の価値を見極め、タイミングよく交渉することでトレード成立する可能性を高めよう。

・全プレイヤーの開拓地・都市から、どの資源が産出されるのか（産出される可能性はあるのか）

・資源タイルの生産力（例：鉄の数字が２、３、１１、１２などなら鉄の価値は上がる）

・該当の資源がダイスで出ているか

最低限これだけでも把握しておくと良いだろう。まず、産出されている資源かどうか。そしてその資源は「余っている」のか「使われてしまう」のか。使う予定のある資源ならば、代わりに何を提案すればトレードが成立するのかなどを考えていこう。

どんなときにトレードすればよいのだろうか。まずは自分のほしい資源を獲得するための「買いトレード」から見ていこう。

ある資源が自力で産出することが厳しい

自力で産出することが難しい資源は、積極的にトレードで買いに行くべきだ。4:1交換で補おうとすると、4:1交換をしていないプレイヤーと比べて3枚の不利になってしまう。原則として4:1交換するべきではない。他プレイヤーとの資源効率で-3をつけるか、他プレイヤー1人の資源効率を+1させるか。常にこの天秤をかける意識を持とう。

特に序盤の3軒目を建てる時に「どうしても建てたい」というシーンが存在する。自前の資源で建設が難しいのであれば、トレードを頼ろう。場合によっては、その世界に1枚も資源がないケースも考えられるが、産出資源が偏っていて、1つの資源だけが大量に出回っているのであれば、その余っている資源を4:1交換して建設するのもあり。

次は、手持ちの余った資源を放出して他の資源を入手する「売りトレード」のタイミングについてです。

タイルが3枚しかない鉄と土（希少資源）で起こりがちで、例えば土のタイルが2，8，12の3枚で、8土に触れているのが自分だけだった時。最短で3軒目を建てるとしても、道1本と開拓地で土が2枚必要になる。すべてのプレイヤーがこれを目指すとなると、自分を除いても

6枚の土の需要があるはずで、この場合などに積極的に土を売りに行くと良いでしょう。

特に他プレイヤーと領地争いをしているプレイヤーなら、土1枚につき3枚の資源を提示してもトレードが成立する場合もあるだろう。

独占できている資源はトレードにおいて非常に強力な武器になる。独占している資源が余っているからと言って1枚同士のトレードにするのは勿体ないので1:2のトレードを提示してみよう。トレードは言ったもん勝ちな所もあるので言うだけ言ってみよう。

1つの資源が大量に獲得できた場合

4:1交換をして好きな資源と交換してしまってもいいが、資源の消費効率を考えると極力4:1をせずにトレードで別資源を獲得したほうが得である。

都市化をしたり、1つのタイルを開拓地などで囲んだりすると、1ターンで6枚増えるなども多々あるので他のプレイヤーが欲していないか見渡してみよう。

トレード論（前編）

Catan Universe

雑食系なゲーム好き。マウス1つでPCゲーやってます

tyatorakun

トレード論（後編）

終盤で意識すること

カタンで勝つための考え方を書いてます

中盤で意識すること

ここで言う序盤とは、4点〜5点ぐらい取ると思ってくださいまし。

トレード論（前編）

トレード論（後編）

終盤で意識すること

中盤で意識すること

序盤で意識すること

カタンにおける基本的な2つの戦い方（道家型編）