【勝利の女神 NIKKE】楽曲から紐解く「OVER ZONE」とドロシーの境遇
【企画用】推しブロ!第5弾

【勝利の女神 NIKKE】楽曲から紐解く「OVER ZONE」とドロシーの境遇

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たねる

公開日:2024/04/21

更新日:2025/01/12

OVER ZONEの音楽の魅力と込められメッセージ。もう一度違った視点でOVER ZONEやニケにハマってくれたらうれしい!

目次

    注意事項

    ※OVERZONEのネタバレを多分に含みます。未プレイの方は閲覧厳禁です。

    ※あくまで1プレイヤー個人の考察です。誤った解釈や情報が含まれる場合がありますのでご容赦ください。


    最後まで戦い続けるゴッデスに感謝を。

    NIKKEの音楽について

    ニケをプレイするモチベーションとして、魅力的なキャラクターや強烈なインパクトを与えてくれる物語などが挙げられますが、「音楽」もその一つだと思います。


    毎イベントごとにハイクオリティな音楽を届けてくれるのも、我々指揮官を惹きつけて離さない大きな魅力と言えるでしょう。


    今回は、"OVER ZONE"の中から、2曲ピックアップして込められたメッセージを解釈し、ドロシーの境遇を紐解いていきます。



    ドロシーを2曲から紐解く

    1.「OVER ZONE」 -Cosmograph-

    1曲目は「OVER ZONE」。


    イベント入室と同時に、薄暗いマップに重厚なサウンドとノイズが響き、


    「これ本当にハフバのイベントで合ってるよね…?」


    と、多くの指揮官に不安と緊張感を持たせたことでしょう。


    (ハフバ開始勢の自分もかなり戸惑いました)

    OVER ZONE マップ


    重厚なメロディとコーラスが鳴り響きます。


    実はこの楽曲の冒頭のメロディ、実は指揮官全員が聞いたことのある別の楽曲の中でも、よく似た形で挿入されています。


    その曲がこちら。

    「Marian」-Cosmograph-

    01:58~のピアノのメロディに注目


    チュートリアルラストのアニメーションの中で流れている楽曲です。


    01:58~は、指揮官がマリアンを自決用の拳銃で処分し、包帯を巻いてあげるシーン。

    マリアン処分



    -------

    OVER ZONEでドロシーは、自分を”勝利の女神 ゴッデス”として慕い、勇気づけ、立ち直らせてくれたピナを、自ら手にかけるという選択を迫られました。


    ピナ侵食

    侵食されたピナは、必死に自我を保ちながらドロシーに介錯を頼みます。


    「殺して、手遅れになる前に」


    「楽園に一緒に行けたら良かった」


    この出来事が、ドロシーのニケとしての在り方、その後の歯車を大きく狂わせることになるのはご存じのとおりです。


    一方で指揮官も、侵食されたマリアンを自分の手で処分することを迫られます。


    兵器ではなく、人として扱ってくれた指揮官への恩返しに、マリアンは指揮官の震える指に自分の親指を添えて、一緒に引き金を引いてあげるのでした。


    両者とも、自分に好意を寄せてくれる部下を侵食によって奪われ、自分の手で送るという同じ境遇を持ちますが、


    ドロシーはアークへの復讐自分たちだけの楽園


    指揮官はニケたちが苦しまなくていい理想のアーク


    を目指して、それぞれ行動しています。


    この2つの点は、今後どのように交わるのでしょうか。


    そういった物語の共通点から、Cosmograph氏はこのメロディを楽曲に使ったのではないでしょうか。


    なお、この2曲以外でも、実は別の楽曲で同じメロディが使われています。


    こちらはストーリを進める中で、または特殊個体の迎撃戦の中で、自然と気づくでしょう。

    2.「SATELLITES」-Cosmograph,AmaLee,NieN-

    2曲目は「SATTELLITES」。


    OVER ZONE最大のメインテーマ曲です。


    ゲーム内では、アークに裏切られ、帰る場所を失ったことで激高するドロシーを、スノーホワイトがたしなめるシーンで挿入されます。

    スノーホワイト ゴッデスでいなければ

    この楽曲名「SATTELLITES」がまた切なく、楽曲名を知った時に思わず息を漏らした指揮官も多かったことでしょう。


    SATTELLITESとはサテライト、つまり「衛星」という意味です。


    世間的には「人工衛星」という単語のほうがよく聞くかもしれません。

    惑星周り楕円軌道描いて公転している天体地球対する月など。「人工—」

    あるものを中心として、その周辺にあって従属関係にあるもの。「—都市

    -デジタル大辞泉


    を指します。


    地球にとっての月のように、天体の周りを一定周期でグルグルと回っている天体、それがSATTELLITESという訳です。


    ------

    人類に裏切られ、地上に置いてきぼりにされたゴッデスたちは、それでも「勝利の女神」「人類の希望」として、地上をさまよい、ラプチャーを滅ぼすための糸口を見つけるために旅を続けることにします。

    ラプンツェル

    定期的に同じ場所に集まっては情報交換し、また散って、ラプチャーを倒し、また集まることを繰り返す。


    それは全て、「人類に地上を取り戻してあげる」ためです。


    それでも、封鎖されたアークへは、彼女たちの想いが届くことはありません。


    衛星は、天体のそばをずっとグルグルと回り続けても、周回軌道を外れて天体と交わることはありません。


    楽曲名「SATTELLITES」は、彼女たちが、地上をさまようピルグリム(=巡礼者)・勝利の女神として、人類のために地上を半永久的に彷徨うことを示唆しているのではないでしょうか。

    勝利の女神 人類の希望


    -----------

    ところが、ドロシーは結局、ほかのゴッデスたちとは目的を別にし、定期的な集まりにも参加することはありませんでした。

    ドロシーとスノーホワイト


    生前のピナに、「片思いは悔しい」と語ったドロシーは、定義どおりの「衛星」にはならなかったのです。

    ドロシー

    最後まで封鎖されたアークの入口にとどまっていたドロシーの未練は、強すぎる引力に引っ張られ、楽園をあきらめることができませんでした。


    周回軌道から逸脱したドロシーは、やがてアークに交わることがあるのでしょうか。


    それが、天体と衛星を結ぶ引力で惹かれあうのか


    それとも衝突してしまうのか。


    2つの天体の交わりは、メインストーリの中で語られることでしょう。


    「役立たずは楽園から追放するのみ」


    =====


    【企画ページ】

    https://mygame8.jp/games/campaign-all/fac6efb0f8539b3e6a6b

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