あなたは勝負に負けて悔しい思いをしたことがあるだろうか?
スポーツでもゲームでも、はたまたテストなどでも「アイツに勝ちたい!」「見返してやりたい!」と思ったことはあるだろうか?
今回はそんな誰しもが持つ「勝ちたい」という感情が印象的なウマ娘 ナリタタイシンについて紹介していこう。
なお、全てを語ろうとすると長くなるので「容姿」「性格」「BNWとしての関係性」について、かつ、ネタバレを最小限に抑えるためにキャラスト4話までとメインストーリー1部3章に絞って紹介するので悪しからず。
まず容姿について語る前にタイシンの基本的なデータを載せておこう。
ナリタタイシン
CV: 渡辺恵子
学年: 高等部
誕生日: 6月10日
身長: 145cm
体重: 計測拒否
足のサイズ: 左右ともに20.5cm
得意なこと: ゲーム・家事
苦手なこと: 人ごみ
小さくて可愛い!!可愛いぞタイシン!!!
失礼しました。
一応言っておくが筆者はロリコンではない。そこのところ宜しくお願いします。
もうこのプロフィールだけで語りたいことがたくさんあるのだが、まず目につくのはなんと言っても体格の小ささだろう。
高等部でありながら身長145cmとウマ娘の中でもかなり小柄である。2024年5月11日現在、ウマ娘の公式ホームページに掲載されているウマ娘112人中、背の低さランキング11位タイでツインターボよりも背が低いといえばアニメ二期視聴勢には伝わるだろうか。
史実でのナリタタイシン号も牡馬のサラブレッドの平均馬体重が470kg程と言われている中で最高馬体重446kgとかなり小柄であったため、それをウマ娘化の際に反映したものと思われる。

ウイニングチケットやビワハヤヒデと並ぶと彼女の体格の小ささがよく分かる
しかしながら、彼女の顔を見てみるとキリッとした目元が特徴的で可愛い系よりは美人系の顔立ちをしているのだ。
ってか、めっちゃ美人である。異論は認めない。
渡辺恵子さんの演技が低めの声であることも相まって歌唱あり楽曲で彼女がアップになると美しくおしゃれな雰囲気が漂う。特に私のオススメはGaze on Me!。
1.ナリタタイシン、2.ウイニングチケット、3.ビワハヤヒデで歌唱させると声のバランスも良くてとてもおしゃれな感じになる。BNWは歌の相性もいいんだなぁ…

でもやっぱり可愛いね!
そしてもう一つ、忘れちゃいけないタイシンのチャームポイントが長〜いお耳!
長い!デカい!ウサギさんみたいだな、タイシン!!
耳長族のウマ娘というのはそれだけで可愛さにバフがかかってる気がするのは私だけではないはずだ。この長いウマ耳が頭の上でピコピコ動いてるのはズルい。可愛い。
パッと見からくる可愛らしさと超美人な顔立ち、一粒で二度美味しい。それがナリタタイシンというウマ娘の魅力……の、入り口である。
タイシンの魅力はここからが本番だ。心してかかってほしい。
次にタイシンの性格について話していこう。
キャラスト1,2話を見るとさっそく見えてくるのが彼女の気性難具合である。
彼女の体格の小ささからくるコンプレックスを跳ね除けようと無茶な栄養摂取やレースをしようとする彼女を止めるウイニングチケットやベテラントレーナー、プレイヤー(トレーナー)にも噛みついて声を荒げる姿からはウマ娘の中でも屈指の気性難であることが分かるだろう。(ベテラントレーナーに関しては「レースの道を諦めろ」とまで言っているので反発されるのも当然だと思うが)

自身が勝ちたい理由を叫ぶナリタタイシン。その姿は痛々しいが力強く見える
だが、何を隠そう私はこの苛烈なまでの勝利への渇望に最初に惚れ込んだのだ。
他のプレイアブルウマ娘の多くは憧れのウマ娘に近づくためであったり、一族や親の期待に応えるためであったり、走ることそのものが何より好きだったりといったレースを走る理由を持っていることがほとんどであるが私は思うのだ、勝負において
「負けたくない!」「勝ちたい!」
この感情だけで走って何がいけないのか!
他のウマ娘の走る理由を蔑ろにしたいわけじゃない。どれも立派な理由だと思うし、それと向き合う姿に何度も涙した。
だが、誰にも負けたくないから、アイツらを見返してやりたいからという激しい感情に私は純粋すぎるほどの闘志を感じ、それに惚れ込んだ!そんな感情で走る彼女をこそ、私は応援したい!
勝利への渇望、それこそナリタタイシンの魅力であり武器なのだ。
当然、キャラストーリーではそこが更に深掘りされ、彼女の感情の根源や走る理由との向き合い方というものが描かれることとなる。
本当はそこも事細かに語りたいところだが、ネタバレはしたくないのでまたの機会にしよう。
ナリタタイシンをお迎えした際には是非とも自分で育成して彼女の気持ちを見届けてあげてほしい。そこには私を彼女の沼に引き込んだ魅力がこれでもかと詰まっている。
さて、彼女の勝負観について熱く語ってしまったが、ストイックな彼女も常にレースのことだけ考えているわけではないし、誰彼構わず噛み付くような怖いウマ娘ではない。
実は彼女にはとても仲間想いな一面もあるのだ。特に同世代でクラシック三冠を一冠ずつ分け合ったウイニングチケット、ビワハヤヒデとは仲が良く、プライベートでのエピソードも充実している。
次はこのBNWとしての関係性を元に彼女について紐解いてみよう。
彼女の仲間についてのスタンスがよく分かるのがメインストーリー1部3章のこのシーン。

負ける恐怖、自分が弱いと証明されてしまう恐怖に抗ってでも彼女が走る理由とは…
日本ダービーに負けてしまうという恐怖から公開練習を逃げ出してしまったウイニングチケット。プレイヤー(チケットのトレーナー)、タイシン、ハヤヒデの三人でチケットのことを探すことになるのだが、彼女のことを探すため、いの一番に駆け出し、真正面から叱りつけたのはタイシンであった。
負ける恐怖から全てを投げ出してしまおうとするチケットに怒りと自分自身も負ける恐怖を抱えながら走っていることを吐露するタイシンと何も言えずに目を伏せるチケットの姿には涙を禁じ得なかった。
そうしてチケットを怒鳴りつけたタイシンであったが、日本ダービー出走前の記者会見で彼女は「皐月賞で負けた相手が黙ってるはずないんで。」とカメラを真っ直ぐ見据えて言い放つ。
そう、タイシンは信じているんですよ!チケットは負ける恐怖なんかに屈する訳ないって!必ず再起して最大の敵になるって!
こんな美しい友情あるかよ!

チケットの再起を信じ、ライバルと見据えて皐月賞勝者としての言葉を残す
本当に大好きこのシーン。
いや、1部3章全部好きなんですけど。
刺々しい態度に時折見える不器用な優しさ。と言うとツンデレキャラのテンプレな魅力になってしまうが、ただのツンデレでは収まらない魅力が、まだまだあることを是非とも自身の目でも確認してほしい。
では最後に私が好きなタイシンのホーム画面会話の一つを載せてこのブログを締めようと思う。

会長が嫉妬してるよ、チケット。
2024/5/12/23:39 一部画像が抜けていたため挿入。