記事の内容が散らかっていたので、大会レポート形式のものと【ドレミコード】の解説に分けました。こちらは【ドレミコード】の解説です。文章量が多くなってしまい、きちとした校正がでてきていないので、気になったところがあればコメントにてご指摘いただけると助かります。

※この記事では【覇王ドレミコード】については触れません。そちらについての見解が知りたい方はもう一つの記事をご覧ください。

https://mygame8.jp/games/yugioh-masterduel/3d162ab2496f8aef1293

みなさんは【ドレミコード】というテーマをご存じでしょうか？

2024年に入ってからは『遊戯王カードゲーム25周年特別映像「Yu-Gi-Oh! CARD GAME THE CHRONICLES」』にて登場し、もしかしたら、そこで初めてテーマの存在を知った方もいらっしゃるかもしれません。

今回はそんな方でも9割わかることを目指して記事を書きました。少し文字数が多くなってしまいましたが、細かめに目次を作りましたので、気になるところだけでも目を通してしただけると嬉しいです。

こちらが今回のWCS エリア代表決定戦で使用していたデッキリストです。

一見すると「ドレミコード」カードの枚数が少なく見えるかもしれませんが、【炎王スネークアイ】の「スネークアイ」よりも、「炎王」よりも多くのカードが入っています。

（《炎王妃 ウルカニクス》に寄せた型では【炎王】のほうが3枚多くなります）

【ドレミコード】はP召喚を軸とした、いわゆる『展開系』に分類されるデッキです。

先行では4~6妨害の盤面を作り、後行では《賜炎の咎姫》と《世海龍ジーランティス》のコンボによるワンショットキルを狙います。

『展開系』のデッキの中でも特定のカードから同じ動きをするタイプではなく、あらゆるカードから動くことができ、特定の条件の達成度合いによって展開が変わるタイプのコンボデッキです。

基本的にはこれらのカードを集めます。

①《ドドレミコード・クーリア》があればP召喚ができます。

②《アストログラフ・マジシャン》があれば手札1枚とモンスターが2枚増えます。

③《音響戦士ディージェス》があれば妨害の質が上がり、モンスターが1枚増えます。

この達成度により展開の強さが上下するイメージです。

Pモンスターが2体揃えば《ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム》と《軌跡の魔術師》を用意できるので、これらを使うだけでこのうち2枚は手に入れることができます。

《エフェクト・ヴェーラー》《無限泡影》《灰流うらら》といった、破壊はしてこないカードに耐性を持ちます。

一見、コンボパーツが揃わないと動けないようにも思えますが、コンボパーツの役割は全て

『モンスターの数を増やすこと』

を助けてくれるものになっています。

したがって、最も大事なことは盤面に多くのモンスターを並べることです。上記の3枚は効率よくカード枚数を供給するために必要なカードであり、効率は悪くともカード枚数が揃えられれば目的は達成できます。

展開が弱くなることはありますが、相手の無効系を1枚もらうごとに妨害数が1枚減る程度のものであり、相手の手札枚数に対する妨害数は変わりません。

また《軌跡の魔術師》には1ターンに1度の制約がありません。したがって、1枚目が無効にされても追加でPモンスターを特殊召喚することで2枚目を出すことで解決できます。

《VV－百識公国》と《VV－真羅万象》は《無限泡影》に対しては発動条件を阻害して無効化できます。《エフェクト・ヴェーラー》と《灰流うらら》対しては追加のPモンスターが必要になります。

よって相手の無効系の手札誘発に対しては、同数のこれらのカードを引いていれば大きな問題になることはありません。

そして、これらのカードはもとから『手札に加えたいカード』ですので、同じように引いた枚数分だけ無効系の妨害に対しては耐性を与えてくれます。

（同じ役割のカードは被っても枚数分にはなりません）

②《原始生命態ニビル》に強い

P召喚を主体としたデッキですが《原始生命態ニビル》のケアが容易です。

ケアの種類には複数の方法があり、

②Pモンスターとレベル2モンスターを出せる状況を残しておく

③《宣告者の神巫》を盤面に出しておく

ですが、デッキスロットを多く確保できます。

一つ目の理由はテーマの動きが複数のサーチカードで繋がっていないことから、《ドドレミコード・キューティア》＋「ドレミコード」モンスター以上にカードを入れても展開が変わらないという悲しいものです。

二つ目の理由としては、それゆえにPモンスター＋上スケールを用意できるカードは《ドドレミコード・キューティア》を召喚したときと変わらない展開が行なえるということです。よって、テーマの動きには《ドドレミコード・キューティア》を引く必要もなく、様々カードで代用できることから高い安定感を誇ります。

中でも召喚権を使わずにこれらを供給できるギミックは《ドドレミコード・キューティア》と合わせて引いたときも邪魔にならず、特に相性に優れます。

よって、P召喚を主体としたデッキでありながらカード枚数が膨らまずに済み、40枚に収めつつ3枚の《指名者》カードを投入することができます。

《グランドレミコード・クーリア》＋《ピットナイト・アーリィ》＋ 《世海龍ジーランティス》＋《フルール・ド・バロネス》

《賜炎の咎姫》＋《揚陸群艦アンブロエール》

◆《音響戦士ギータス》◇◆《ドドレミコード・クーリア》◇

展開が通れば上記の盤面になります。

・《グランドレミコード・クーリア》がモンスター効果・魔法・罠の無効

・《グランドレミコード・クーリア》の効果で特殊召喚された《ドドレミコード・クーリア》が攻撃力2100以下のモンスターの破壊＆《ピットナイト・アーリィ》が反応して無効効果を付与

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