遊戯王マスターデュエルのデッキ投稿企画！「◯◯デッキの最新構築」でアレンジしたデッキは呪眼！デッキレシピやコンセプトも書いてあるので、ぜひ見てください。

　呪眼の一枚初動展開でおまけのように立てられるランク3エクシーズからゴブリンライダーへ繋げるデッキです。元々悪魔族レベル3二体が並ぶことからデス・マキナが終着点でしたが、ペンデュラムデッキ以外には刺さりにくい妨害であり、なお且つ丁度ニビルカウントに達してしまうので、力不足を感じていました。

　『SR ベイゴマックス』が誘発吸収として相性が良いこともあり、汎用ランク3からの展開は色々試しましたが、ゴブリンライダーの追加により、十分戦えるラインに乗ったと思います。以下に僕の思う呪眼の強みや使い方をまとめていきます。

妨害、自ターン中に特殊召喚を行わずとも

妨害を用意できるシンプルなテーマです。メインスロットも初動以外だと最少で

枚に抑えられるので誘発や永続を絡めた戦い方も得意です。エクストラ枠も空いているので環境に合わせた調整がしやすいとも言えるでしょう。

呪眼の弱みは立てられる妨害にクセがある点です。テーマ内では特殊召喚したモンスターを破壊するサリエル、何でも破壊のザラキエルが基本です。魔法罠無効のカウンター罠『断罪の呪眼』と2体バウンスの通常罠『妬絶の呪眼』は強力ですが、初動を重ねて引いた際のオマケ妨害です。そしてここにランク3が加わるわけですが、これが絶妙に強くありません。『災誕の呪眼』の制約で効果発動のたびに500ポイントずつライフを失うために大きく展開を伸ばすのも難しいため、選択肢は先述のデス・マキナの他はローカスト・キングかゴシップ・シャドーでした。

・ゴブリンライダーによる強化点

ゴブリンライダーは言わずもがなランク3の新しい選択肢です。これにより盤面処理手段の豊富な全力展開を効果発動7回で行えるようになりました。使う順番は限られますが最大で7妨害の盤面です。3500ものライフを先攻で失うのは痛いですが、正直今は天盃龍にバトルフェイズを通されればライフがどれだけ残っていても削りきられるので、気になりません。

また、呪眼の初動が引けなくとも、誘発吸収役のベイゴマックスから問題なく展開できる点も魅力です。

　1枚初動は　サリエル、パレイドリア、災誕の呪眼の3種それぞれを相互にサーチするだけで、呪眼の盤面はだいたい完成します。

サリエル初動の展開例は以下の通りです。

2.災誕発動、デッキからゴルゴネイオとバジリコックを墓地へ送り、セレンをサーチ

3.墓地のゴルゴネイオの効果発動、手札のセレンを捨てパレイドリアをサーチ

4.パレイドリア発動、バジリウスサーチ

5.バジリウス特殊召喚、効果発動、デッキから災誕を墓地へ送る

6.墓地のセレンの効果発動、墓地の災誕1枚を除外してセット

7.セレン発動、サリエルに装備

　ここまでが呪眼の基本展開です。初動３種どれを使っても同じ状態にできます。(パレイドリア初動の場合のみ喚忌を挟む必要があります。)初動を重ねて引いた場合は余ったサーチを断罪の呪眼に回しましょう。

さらにここへランク3を追加できます。今回はこのランク3をゴブリンライダーに担ってもらいます。

8.墓地のバジリコックを蘇生、バジリウスと2体でガボンガをエクシーズ召喚

9.ガボンガの効果発動、ダグをサーチ

10.手札のダグの効果発動、ガボンガの素材を使いダグを特殊召喚

11.ダグの効果発動、大参上をサーチ

12.ガボンガを素材にエクシーズ・アーマー・フォートレスをエクシーズ召喚

13.フォートレスの効果発動、フルアーマードエクシーズをサーチ

14.大参上を発動、クラッタをサーチしフォートレスの素材を使って特殊召喚

15.クラッタの効果発動、墓地からガボンガを蘇生

16.クラッタとダグでマスカレーナをリンク召喚

17.フォートレスを素材にダークナイトランサーをエクシーズ召喚

18.手札のフルアーマードエクシーズを伏せる。

19.エンドフェイズにガボンガの効果発動、デッキからブーンを素材として重ねる

・サリエルの特殊召喚したモンスターの破壊

・クラッタによってガボンガの効果を起動してモンスターをエクシーズ素材に

・クラッタから蘇生したダグと2体でフルアーマードエクシーズからゴシップシャドーでモンスター効果書き換え

・使い終わったゴシップシャドーとマスカレーナでリトルナイト

・墓地のフルアーマードエクシーズでダークナイトランサーの効果を起動してモンスターをエクシーズ素材に

・墓地のバジリコック蘇生からサリエル、セレンとリンク召喚したザラキエルで何でも破壊

妨害です。当然、順番に準備が整うので全ての妨害が確実に使えるわけではありませんが、各所にシナジーがあるのでかなり器用に妨害を発動できます。

　採用カードの一部について個別に細かいポイントを紹介します。

主な役割は誘発吸収です。特にゴシップシャドー特殊召喚までチェーンブロックを作らないので、Gを受けても、その後に呪眼の最小展開を行えば0ドローに抑えられます。泡やうららを受けて場に残った場合も、最終盤面のサリエルをゴルゴーネにできるので妨害の質が若干上がります。これまでは2ターン目以降の素引きが弱めでしたが、レベル3の供給が強化されたので、ベイゴマックス召喚も視野に入ってきました。

パレイドリアにうららを受けてサリエルにさわれないのが最悪なので、サリエルへの第二のアクセス手段として採用しています。既存の誘発と種族が被らず、地属性レベル３攻撃力1600守備力0のモンスターを経由すればほとんどの誘発、SR2種、呪眼の眷属からサリエルにアクセスできます。元々ダイナレスラー・バーリオニクスがこの枠にいましたが、なんと特攻ダグがこの条件を満たしています。ダグは上記の展開に使いますが、ガボンガのサーチを神速ブーンにすれば召喚・特殊召喚を4回に抑えて展開を終了できるので、ダグは一枚採用にしています。

最終盤面の添え物、のようでいて呪眼の悩みを一つ解決してくれます。呪眼は装備魔法によって対象耐性と破壊耐性を持っています。バジリコックから相手ターンリンクした場合も災誕の墓地効果で装備魔法をつけることができますが、リンクモンスターが着地したその瞬間のみ耐性を失います。これによって身動きが取れなくなることがありましたが、マスカレーナからのリンク召喚なら破壊は恐れなくて良くなります。

・FAーダーク・ナイト・ランサー

フル・アーマード・エクシーズの墓地効果から相手モンスターをエクシーズ素材にするお馴染みのモンスター。モンスターに何かが装備されれば効果は誘発するので災誕の墓地効果や、自ターンの装備魔法でも優秀な除去が使えます。

呪眼モンスターの中で唯一初動に絡んでいませんが、バジリコックを素引きしている場合は代わりにデッキから落とすことになります。カトブレパスは呪眼モンスターが場にいれば蘇生でき、エクシーズ素材にすればまた墓地に戻ってくれるので継戦能力を大きく上げてくれます。これ自身の素引きも問題なく、個人的には入れておきたいカードです。

以上、ゴブリン呪眼の紹介でした。今後も原石や灰滅がくれば強化される気がしているので楽しみなテーマです。

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遊戯王マスターデュエルで魔鍵を使ったソリティアを研究しています。修士（文学）。
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デッキや記事の内容は良いのに記事タイトルとデッキ画像を忘れていますよー！

儀式召喚は良いぞ！

私の記事のうち、【マスターデュエル】と付いた物はほぼ「デッキ構築王決定戦」の記事です。
(没案)と付いた物は、企画用に書いたものの持ち込まなかった記事です。
【遊戯王OCG】と付いた物は、企画と関係無いOCGとしての記事です。
それ以外の【〇〇】と付いた物は、その他の内容で書いてある通りです。