はじめに
10月から天盃龍の登場で環境が大きく変わり、先攻展開は天盃龍の対策を余儀なくされるようになってしまいました。
以前より地属性機械族の複合デッキを使っていましたが、先攻妨害力に乏しく最近の環境パワーについていけなかったのが実情でした。しかし、天盃龍で歪んでしまったこの環境では、無限起動のいわゆる最強アライズハート(※)が活躍するのでは?と思いつき、特化したデッキを構築してみました。
最強アライズハートは、この企画で何度か紹介されていましたが、天盃龍環境の今だから活躍できるということで、最新のカードと組み合わせた構築を紹介させていただきます。
(※) 最強アライズハートとは?
無限起動ロードローラー、無限起動ゴライアスを素材に持ったクシャトリラ・アライズハートのこと。アライズハートは、無限起動リヴァーストームに超接地展開の効果を使うことでX召喚できる。アライズハートのX素材をうまくコントロールしてロードローラーとゴライアスを持たせることで、「ゴライアスによる効果破壊耐性」「ロードローラーによる相手モンスター全て守備表示」「超接地展開による対象耐性」「アライズハート自身による、墓地へ送られるカード全除外」を成立させることができる。



デッキレシピ
デッキコード:6s7vfmz

モンスターカード | 23 | ||
---|---|---|---|
1 | ![]() | サイバー・ドラゴン・ネクステア | 2 |
2 | ![]() | 増殖するG | 1 |
3 | ![]() | 無限起動ハーヴェスター | 3 |
4 | ![]() | スプライト・ブルー(準) | 2 |
5 | ![]() | スプライト・ジェット(準) | 1 |
6 | ![]() | スプライト・レッド | 1 |
7 | ![]() | スプライト・キャロット | 1 |
8 | ![]() | 古代の機械像 | 2 |
9 | ![]() | 灰流うらら | 3 |
10 | ![]() | 無限起動キャンサークレーン | 1 |
11 | ![]() | 無限起動トレンチャー | 1 |
12 | ![]() | 無限起動ブルータルドーザー | 1 |
13 | ![]() | 無限起動ロードローラー | 2 |
14 | ![]() | 古代の機械竜 | 1 |
15 | ![]() | セリオンズ“キング”レギュラス | 1 |
魔法カード | 17 | ||
---|---|---|---|
1 | ![]() | 金満で謙虚な壺(制) | 1 |
2 | ![]() | ピリ・レイスの地図 | 2 |
3 | ![]() | 超接地展開 | 1 |
4 | ![]() | 超重機回送 | 3 |
5 | ![]() | 機械仕掛けの夜-クロック・ワーク・ナイト- | 3 |
6 | ![]() | 墓穴の指名者(準) | 2 |
7 | ![]() | 緊急ダイヤ | 3 |
8 | ![]() | 抹殺の指名者(制) | 1 |
9 | ![]() | スプライト・スマッシャーズ | 1 |
エクストラデッキ | 15 | ||
---|---|---|---|
1 | ![]() | キメラテック・フォートレス・ドラゴン | 1 |
2 | ![]() | キメラテック・メガフリート・ドラゴン | 1 |
3 | ![]() | ギガンティック・スプライト | 1 |
4 | ![]() | ギアギガント X | 1 |
5 | ![]() | 無限起動リヴァーストーム | 2 |
6 | ![]() | クシャトリラ・アライズハート | 1 |
7 | ![]() | 天霆號アーゼウス | 1 |
8 | ![]() | 無限起動ゴライアス | 2 |
9 | ![]() | 機関重連アンガー・ナックル | 1 |
10 | ![]() | スプライト・エルフ | 2 |
11 | ![]() | スプライト・スプリンド | 1 |
12 | ![]() | S:Pリトルナイト | 1 |
方針
天盃龍を強く意識し、先攻でクシャトリラ・アライズハート(素材:無限起動ゴライアス・無限起動ロードローラー)を立てることで、墓地除外・モンスター全て守備表示の状態として天盃龍を動けなくさせることを主戦略とします。さらに、置くだけで一定のデッキに強く刺さる機械仕掛けの夜ークロック・ワーク・ナイトーも採用し、手札の天盃龍チュンドラ特殊召喚や幻昇龍バイデント・ドラギオンのシンクロを許さないことでメタを強化しています。
誘発も多い環境のため、スプライトを組み合わせることで誘発の当てどころを散らしたり、妥協展開をしやすくしています。無限起動ハーヴェスターがLv2であり必ず展開に絡むことから、スプライトを自然に展開できます。
後攻は、緊急ダイヤ、古代の機械像、サイバー・ドラゴン・ネクステアなど手数で捲ることを目指したカードで対応します。
主テーマ以外の採用カード
・古代の機械像+古代の機械竜
古代の機械像は、自己特殊召喚を持っていることから後手の手数になること、Lv2なのでスプライト展開の起点となること、効果で古代の機械竜を特殊召喚することでLv5となりリリースなので無限起動ロードローラーも反応して無限起動リヴァーストームへつながること、単純に古代の機械竜を立たせておくだけでも妨害にはなることから、採用しました。


・サイバー・ドラゴン・ネクステア+機械仕掛けの夜ークロック・ワーク・ナイトー
ネクステアは、自己特殊召喚を持っていて手数になること、無限起動ハーヴェスターを蘇生できること、クロック・ワーク・ナイトと合わせて相手のモンスターを全てキメラテック・フォートレス・ドラゴンの素材にして捲りに使えることから、採用しました。


・ギアギガントX+機械仕掛けの夜ークロック・ワーク・ナイトー
一見出せませんが、場にクロック・ワーク・ナイトがあり、ハーヴェスター+スプライトの展開をすると、スプライトとハーヴェスターをLv4にできるので、ギアギガントXをX召喚してネクステアをサーチし展開、強引に相手のモンスターを素材にすることができます。


展開のポイント
基本的に先手でアライズハートを立てることをゴールとします。
初手にスプライト・ブルーがあれば、ハーヴェスター→スプライト・ブルー→スプライト・キャロット→スプライト・エルフL召喚→ハーヴェスター蘇生してここで効果発動、とすれば夢幻泡影のケアもできますし、最終盤面ではエルフ・超接地展開で二重の対象耐性にできます。
・初動について
アライズハートを成立させるのは、
ハーヴェスター+上級の無限起動1枚の2枚初動になります。
ハーヴェスター召喚時のサーチで場にハーヴェスター、手札に無限起動ロードローラー+上級無限起動1体 を揃えて成立します。
展開例
無限起動ハーヴェスター+無限起動ロードローラー からのスタートとします。
ハーヴェスター召喚、効果で無限起動トレンチャーをサーチ。
ハーヴェスターをリリースしてトレンチャーを特殊召喚。
手札のロードローラーを特殊召喚。
トレンチャーとロードローラーで無限起動リヴァーストームをX召喚。
リヴァーストームで無限起動キャンサークレーンをサーチ。
リヴァーストームをリリースしてキャンサークレーンを特殊召喚。
キャンサークレーンで墓地のロードローラーを除外し、超接地展開をサーチ。
キャンサークレーンで無限起動ゴライアスをL召喚。
ゴライアスをリリースし、リヴァーストームを蘇生。
ゴライアス効果でリヴァーストームの素材に入れる。
超接地展開を発動、リヴァーストーム対象としクシャトリラ・アライズハートをX召喚。
トレンチャー効果で除外し、キャンサークレーンを蘇生。
アライズハート強制効果で、除外からロードローラーを素材に入れる。
蘇生したキャンサークレーンでゴライアスをL召喚。
アライズハート強制効果で、除外からトレンチャーを素材に入れる。
展開後
モンスター:アライズハート(素材:ゴライアス・リヴァーストーム・ロードローラー・トレンチャー)、ゴライアス
魔法罠:超接地展開

ポイントは、アライズハート展開後にカードを消費することで除外を増やし、3素材以上にしてからターンを返すこと。その後もなるべく3素材以上を意識して立ち回るようにします。
また、アライズハートが除去された時を考慮し、トレンチャーを抱えておくように立ち回ることで、墓地に送られた後にハーヴェスターを蘇生して再展開が可能になります。
なお、セリオンズ“キング”レギュラスは、途中展開のケアとなりますが、コストが墓地送りのためアライズハートがいると妨害にならない点に注意が必要です。
・妥協展開例
アライズハートに到達できないときは、無限起動ブルータルドーザーで展開してロードローラー入りリヴァーストーム+セリオンズ“キング”レギュラスの妥協展開する場合があります。

おわりに
以上、無限起動とスプライトの混合デッキの紹介でした。
元々が地属性機械族だったもの(というかパーフェクト機械王デッキ)を改造して作ったため、クロック・ワーク・ナイト戦術も組み込んで作ったのですが、思った以上にランクマでよく刺さりました。横並びするスプライトの打点が軒並み上がるのも地味に良かったです。
展開ルートも様々とれるため、使うごとに発見がある面白いデッキとなったと思いますので、最強アライズハートに為すすべなく散っていく天盃龍を見たい方はぜひ使ってみてください。
=====
【投稿企画の説明ページ】